2009年 11月 24日
コア・カリキュラム |
Caltechの学長から、私の仁科記念賞受賞のお祝いのお手紙をいただきました。また副学長は、学部長などと供にお祝いの夕食会をしてくださるそうです。同僚の先生方からも温かいお言葉をいただきました。大学として祝ってくださるのは、とてもうれしいです。
高エネルギー加速器研究機構の鈴木厚人機構長からも祝電をいただきました。ありがとうございます。
Caltechに私の講座を設立するために寄付をしてくださったフレッド・カブリさんからも、お祝いのお手紙をいただきました。カブリ財団のウェブ・ページでも、広報されています。
また、アメリカ物理学会誌の『フィジックス・トゥデイ』の学会ニュースにも掲載されていました。
これを励みに、さらに研究に取り組みます。
Caltechでは毎学期に1度、全学の教授会があります。全学といっても教官の総数は280名程度、出席する人はその半分以下なので、職員会館の広間に納まります。来週の教授会の議題は学部カリキュラムの改訂だそうで、カリキュラム委員会から報告書が送られてきました。Caltechでは学部学生は専攻を決めずに入学してくるので、最初の2年間はコア・カリキュラムという全学共通の講義でしっかりしぼられます。こういうことをしている大学は、米国では少ないそうです。有名な『ファインマン物理学講義』もコア・カリキュラムの一部でした。3年間かけてカリキュラムを根本から見直し、21世紀の科学技術を担う若者をCaltechから送り出そうという計画です。
夕食後は、IPMUで開かれたヤギ・ジュンヤさん(すみません、漢字を知りません)のセミナーに、ビデオ会議で参加しました。2次元で片側だけトポロジカルにひねった (0,2) 模型は、ヘテロティック弦理論のコンパクト化や、4次元のゲージ理論とラングランズ・プログラムとの関係などで重要な役割をします。ヤギさんは、この模型のカイラル代数について、非摂動的効果も考えた結果を発表されていました。インスタントン効果も入れると、1が0と同じになってしまうというのがちょっとびっくりです。
そういえば、ヤギさんの共同研究者のメンチュワン・タンさんは、Caltechのビジターです。今度詳しく話を聞いてみようと思います。
高エネルギー加速器研究機構の鈴木厚人機構長からも祝電をいただきました。ありがとうございます。
Caltechに私の講座を設立するために寄付をしてくださったフレッド・カブリさんからも、お祝いのお手紙をいただきました。カブリ財団のウェブ・ページでも、広報されています。
また、アメリカ物理学会誌の『フィジックス・トゥデイ』の学会ニュースにも掲載されていました。
これを励みに、さらに研究に取り組みます。
Caltechでは毎学期に1度、全学の教授会があります。全学といっても教官の総数は280名程度、出席する人はその半分以下なので、職員会館の広間に納まります。来週の教授会の議題は学部カリキュラムの改訂だそうで、カリキュラム委員会から報告書が送られてきました。Caltechでは学部学生は専攻を決めずに入学してくるので、最初の2年間はコア・カリキュラムという全学共通の講義でしっかりしぼられます。こういうことをしている大学は、米国では少ないそうです。有名な『ファインマン物理学講義』もコア・カリキュラムの一部でした。3年間かけてカリキュラムを根本から見直し、21世紀の科学技術を担う若者をCaltechから送り出そうという計画です。
夕食後は、IPMUで開かれたヤギ・ジュンヤさん(すみません、漢字を知りません)のセミナーに、ビデオ会議で参加しました。2次元で片側だけトポロジカルにひねった (0,2) 模型は、ヘテロティック弦理論のコンパクト化や、4次元のゲージ理論とラングランズ・プログラムとの関係などで重要な役割をします。ヤギさんは、この模型のカイラル代数について、非摂動的効果も考えた結果を発表されていました。インスタントン効果も入れると、1が0と同じになってしまうというのがちょっとびっくりです。
そういえば、ヤギさんの共同研究者のメンチュワン・タンさんは、Caltechのビジターです。今度詳しく話を聞いてみようと思います。
by planckscale
| 2009-11-24 15:29