2012年 03月 13日
ホーキングさんの70歳誕生日パーティ |
Caltechの3月の行事といえば、機械工学のコースME72のロボットコンテストです。
毎年課題が与えられて、学生たちが半年間かけて作ったロボットを競わせます。2009年は水陸両用ロボット、2010年は飛行船(ヒンデンブルグの逆襲)でした。
メカ好きの私にはこたえられない行事です。
昨年はこの時期に日本に行っていましたが、今年の3月はCaltechにいるので、研究の合間に観戦に行きました。
先週の木曜日に行われた競技のお題は「ミリカン諸島の征服」。電子の電荷の測定でノーベル賞を受賞したロバート・ミリカンにちなんだ「ミリカン池」に島を浮かべて、その上に置いたピンポン玉を集めるのが課題でした。
池の横で観戦していると、スティーブン・ホーキングさんが現れて、一緒に応援しました。ホーキングさんは毎年冬にCaltechにいらっしゃいます。
今日は、ホーキングさんの70歳の誕生日パーティがあり、そのあとCaltechの学生向けに講演が行われました。本当の誕生日は1月8日だそうですが、70歳になれば2ヶ月ぐらいの誤差は問題ではないでしょう。
講演は"Out of a Black Hole"というタイトルで、ブラックホールの情報問題の解説でした。一般講演のお手本のようなわかりやすい話で、独特のユーモアで1200名聴衆を沸かせていました。
私には、その後の質疑応答が興味深いものでした。
ホーキングさんはお体が不自由なので、1分間に2単語ぐらいの速さでしか文章を作ることができません。そこで、あらかじめ学生から質問を募って、その中から4つについてお答えになりました。
学生が交代で壇上に上がって質問をします。
科学政策の問題から、自然界の基本法則と人間原理、また地球外生命体の可能性についてなど、様々な角度からの質問がありましたが、その各々について月並みでない考え深い回答をされていました。
これからもお元気でご活躍されることでしょう。
毎年課題が与えられて、学生たちが半年間かけて作ったロボットを競わせます。2009年は水陸両用ロボット、2010年は飛行船(ヒンデンブルグの逆襲)でした。
メカ好きの私にはこたえられない行事です。
昨年はこの時期に日本に行っていましたが、今年の3月はCaltechにいるので、研究の合間に観戦に行きました。
先週の木曜日に行われた競技のお題は「ミリカン諸島の征服」。電子の電荷の測定でノーベル賞を受賞したロバート・ミリカンにちなんだ「ミリカン池」に島を浮かべて、その上に置いたピンポン玉を集めるのが課題でした。
池の横で観戦していると、スティーブン・ホーキングさんが現れて、一緒に応援しました。ホーキングさんは毎年冬にCaltechにいらっしゃいます。
今日は、ホーキングさんの70歳の誕生日パーティがあり、そのあとCaltechの学生向けに講演が行われました。本当の誕生日は1月8日だそうですが、70歳になれば2ヶ月ぐらいの誤差は問題ではないでしょう。
講演は"Out of a Black Hole"というタイトルで、ブラックホールの情報問題の解説でした。一般講演のお手本のようなわかりやすい話で、独特のユーモアで1200名聴衆を沸かせていました。
私には、その後の質疑応答が興味深いものでした。
ホーキングさんはお体が不自由なので、1分間に2単語ぐらいの速さでしか文章を作ることができません。そこで、あらかじめ学生から質問を募って、その中から4つについてお答えになりました。
学生が交代で壇上に上がって質問をします。
科学政策の問題から、自然界の基本法則と人間原理、また地球外生命体の可能性についてなど、様々な角度からの質問がありましたが、その各々について月並みでない考え深い回答をされていました。
これからもお元気でご活躍されることでしょう。
by planckscale
| 2012-03-13 14:53