2012年 06月 06日
ハイファの旧ドイツ人居住区 |
イスラエル工科大学(Technion)で開かれている国際会議の講演を終えたので、一息ついています。
今回の講演はまだ論文にしていない話なので詳しくはかけませんが、(2+1) 次元 ― 空間2次元、時間1次元 ― の相対論的な流体の性質を、(3+1) 次元 ― 空間3次元、時間1次元 ― の重力理論のホログラフィー原理を使って理解するという内容でした。
「ホログラフィー原理の応用」に特化した会議なので、聴衆からの質問も技術的な詳細についてのものが多く、とても参考になりました。また講演の後にも、同じような課題を考えている人たちが集まってきて、問題点をじっくり議論することができました。
夕方には、講演者のために夕食会がありました。タクシーに分乗して、港の近くの「旧ドイツ人居住区」へ。19世紀の半ば過ぎに、宗教上の理由からイスラエルに入植したドイツ人が集まって住んだ地区の名残だそうです。
ここに住んでいたドイツ人は第2次世界大戦中にオーストラリアに強制移送されたので、その後は寂れた時期もあったそうです。しかし、最近は歴史的な建物も再現され、ベン・グリオン通りに沿っては、おしゃれなカフェやブティックが並ぶファッショナブルな地区になっています。
ところで、前回のブログでは「とね」さんと「たけのや」さんの『重力とは何か』の書評をご紹介しましたが、「rikunora」さんも書評を書いてくださったのでご紹介します。
⇒ rikunoraさんの書評
工夫して書いた反粒子の説明を気に入って下さったようでうれしいです。
今回の講演はまだ論文にしていない話なので詳しくはかけませんが、(2+1) 次元 ― 空間2次元、時間1次元 ― の相対論的な流体の性質を、(3+1) 次元 ― 空間3次元、時間1次元 ― の重力理論のホログラフィー原理を使って理解するという内容でした。
「ホログラフィー原理の応用」に特化した会議なので、聴衆からの質問も技術的な詳細についてのものが多く、とても参考になりました。また講演の後にも、同じような課題を考えている人たちが集まってきて、問題点をじっくり議論することができました。
夕方には、講演者のために夕食会がありました。タクシーに分乗して、港の近くの「旧ドイツ人居住区」へ。19世紀の半ば過ぎに、宗教上の理由からイスラエルに入植したドイツ人が集まって住んだ地区の名残だそうです。
ここに住んでいたドイツ人は第2次世界大戦中にオーストラリアに強制移送されたので、その後は寂れた時期もあったそうです。しかし、最近は歴史的な建物も再現され、ベン・グリオン通りに沿っては、おしゃれなカフェやブティックが並ぶファッショナブルな地区になっています。
ところで、前回のブログでは「とね」さんと「たけのや」さんの『重力とは何か』の書評をご紹介しましたが、「rikunora」さんも書評を書いてくださったのでご紹介します。
⇒ rikunoraさんの書評
工夫して書いた反粒子の説明を気に入って下さったようでうれしいです。
by planckscale
| 2012-06-06 05:08