2012年 08月 22日
ジョージア・オキーフ |
高校生向けの月刊誌『大学への数学』の今週発売の9月号に、私の活動が紹介されています。科学ジャーナリストの内村直之さんが執筆されました。
先月から始まった「ふしぎの国のスウガク使い」と題した連載記事の第2回です。今回の記事には「大栗博司さんのホントの仕事」とのタイトルがついています。ホントって …。
今回の記事はまだ拝見していませんが、前回の記事は次のように始まっていました:
・・・数字,式,図形などという抽象的なモノを操り,目の覚めるような成果を魔法のように創りあげてしまうふしぎな人たちがいる。魔法使いならぬ「スウガク使い」のヒトビトだ.これから何回かにわたって,その人たちを訪ね,どんなスウガクを使ってどんなものを作り出しているか紹介する。・・・
科学や技術の諸分野で数学を使っている人を紹介して、『大学への数学』の読者である高校生に、将来どのようなキャリアパスがあるのかを示すという目的の連載なのだと思います。私の場合がどれほど参考になるのかはわかりませんが、基礎から応用にいたる(前回はデジタル映像表現の研究をされている安生健一さんが取り上げられました)様々な可能性が紹介されるのはよいことだと思います。
⇒ 『大学への数学』9月号
また、同じく今週発売の日経サイエンスの別冊『実在とは何か?』には、月刊誌『日経サイエンス』の6月号に掲載された私の研究の紹介記事「超弦理論で世界の成り立ちを探る」が再録されています。
⇒ 別冊日経サイエンス『実在とは何か?』
さて、月曜日の晩からサンタ・フェに来ています。今回の訪問の主たる目的は、ジョージア・オキーフ美術館の訪問。米国南西部の自然の美しさを発見したオキーフには興味があります。
この美術館は1987年7月に開館しました。私が前回サンタ・フェを訪問したのは同年の4月だったので、開館にほんの数ヶ月早すぎました。今回は再挑戦。
サンタ・フェの中心にあるプラザから、ほんの数ブロックのところにあるこじんまりとした美術館ですが、オキーフの芸術活動の全貌がよくわかりました。ニューヨークで活動をしていたときにはモダニズムの芸術集団に属しながら、独自の境地を開いたオキーフの絵画の発展を見て、オリジナリティとはどういうことかを考えさせられました。
ジョージア・オキーフ美術館を訪問した後は、車で北に90分ほどのところにあるタオスに行きました。1000年ほど前に建設されたインディアンの住居プエブロが、今でも使用されています。ユネスコの世界遺産でもあります。
右の写真がそのプエブロの一つ。この記事の最初の写真は、19世紀に建てられた聖ジェローム教会の入り口です。
明日はサンタ・フェを発って、アリゾナ州のセドナに向かいます。
先月から始まった「ふしぎの国のスウガク使い」と題した連載記事の第2回です。今回の記事には「大栗博司さんのホントの仕事」とのタイトルがついています。ホントって …。
今回の記事はまだ拝見していませんが、前回の記事は次のように始まっていました:
・・・数字,式,図形などという抽象的なモノを操り,目の覚めるような成果を魔法のように創りあげてしまうふしぎな人たちがいる。魔法使いならぬ「スウガク使い」のヒトビトだ.これから何回かにわたって,その人たちを訪ね,どんなスウガクを使ってどんなものを作り出しているか紹介する。・・・
科学や技術の諸分野で数学を使っている人を紹介して、『大学への数学』の読者である高校生に、将来どのようなキャリアパスがあるのかを示すという目的の連載なのだと思います。私の場合がどれほど参考になるのかはわかりませんが、基礎から応用にいたる(前回はデジタル映像表現の研究をされている安生健一さんが取り上げられました)様々な可能性が紹介されるのはよいことだと思います。
⇒ 『大学への数学』9月号
また、同じく今週発売の日経サイエンスの別冊『実在とは何か?』には、月刊誌『日経サイエンス』の6月号に掲載された私の研究の紹介記事「超弦理論で世界の成り立ちを探る」が再録されています。
⇒ 別冊日経サイエンス『実在とは何か?』
さて、月曜日の晩からサンタ・フェに来ています。今回の訪問の主たる目的は、ジョージア・オキーフ美術館の訪問。米国南西部の自然の美しさを発見したオキーフには興味があります。
この美術館は1987年7月に開館しました。私が前回サンタ・フェを訪問したのは同年の4月だったので、開館にほんの数ヶ月早すぎました。今回は再挑戦。
サンタ・フェの中心にあるプラザから、ほんの数ブロックのところにあるこじんまりとした美術館ですが、オキーフの芸術活動の全貌がよくわかりました。ニューヨークで活動をしていたときにはモダニズムの芸術集団に属しながら、独自の境地を開いたオキーフの絵画の発展を見て、オリジナリティとはどういうことかを考えさせられました。
ジョージア・オキーフ美術館を訪問した後は、車で北に90分ほどのところにあるタオスに行きました。1000年ほど前に建設されたインディアンの住居プエブロが、今でも使用されています。ユネスコの世界遺産でもあります。
右の写真がそのプエブロの一つ。この記事の最初の写真は、19世紀に建てられた聖ジェローム教会の入り口です。
明日はサンタ・フェを発って、アリゾナ州のセドナに向かいます。
by planckscale
| 2012-08-22 13:33