2012年 09月 24日
朝日カルチャーセンター |
10月22日月曜日の午後6時30分から8時30分まで、朝日カルチャーセンターの新宿教室で、「ヒッグス粒子とは何か」と題した講義をします。
開講の4週間前になったので、広報しています。
7月4日には、CERNがヒッグス粒子とみられる新しいボゾン粒子を発見したと発表し話題になりました。⇒ このブログでの記事
このニュースについては、日本でも一般講演会がいくつも開かれ、また解説書も出版されています。しかし、発表後の報道の様子を拝見して、ヒッグス粒子の発見の意義について、私ならもっと違う角度を強調しただろうという印象を受けました。
そこで、素粒子論を専門とする理論物理学者の立場から解説をする意義もあるのではないかと思うようになり、一般向けの講義をさせていただくことにしました。
現在知られているすべての物質の構成要素であるクォークやレプトンと、その間に働く電磁気力、強い力、弱い力の3つの力は、素粒子の標準模型と呼ばれる理論で説明されます。この理論の重要な要素の一つが、ミレニアム数学問題にも取り上げられたヤン-ミルズ理論です。
そこで今回の講義では、ヤン-ミルズ理論から説き起こして、新粒子発見にいたる歴史を振り返ります。標準模型におけるヒッグス粒子の役割を解説し、標準模型完成後の素粒子物理学の将来を展望する予定です。
会場は新宿の東京都庁の斜め向かいの新宿住友ビル内。お申し込みはこちらからです。
⇒ 朝日カルチャーセンター新宿教室
開講の4週間前になったので、広報しています。
7月4日には、CERNがヒッグス粒子とみられる新しいボゾン粒子を発見したと発表し話題になりました。⇒ このブログでの記事
このニュースについては、日本でも一般講演会がいくつも開かれ、また解説書も出版されています。しかし、発表後の報道の様子を拝見して、ヒッグス粒子の発見の意義について、私ならもっと違う角度を強調しただろうという印象を受けました。
そこで、素粒子論を専門とする理論物理学者の立場から解説をする意義もあるのではないかと思うようになり、一般向けの講義をさせていただくことにしました。
現在知られているすべての物質の構成要素であるクォークやレプトンと、その間に働く電磁気力、強い力、弱い力の3つの力は、素粒子の標準模型と呼ばれる理論で説明されます。この理論の重要な要素の一つが、ミレニアム数学問題にも取り上げられたヤン-ミルズ理論です。
そこで今回の講義では、ヤン-ミルズ理論から説き起こして、新粒子発見にいたる歴史を振り返ります。標準模型におけるヒッグス粒子の役割を解説し、標準模型完成後の素粒子物理学の将来を展望する予定です。
会場は新宿の東京都庁の斜め向かいの新宿住友ビル内。お申し込みはこちらからです。
⇒ 朝日カルチャーセンター新宿教室
by planckscale
| 2012-09-24 12:52