2013年 08月 21日
『超弦理論入門』、1分42秒ビデオ |
先日お知らせしたブルーバックス『超弦理論入門』が刊行されました。店頭にも並び始めたそうです。
刊行記念にビデオを作りました。上の画面をクリックすると見ることができます。
マイケル・グリーンさんとジョン・シュワルツさんが、友情出演してくださいました。
グリーンさんとシュワルツさんは、第1次超弦理論革命の契機を作った超弦理論の指導的研究者です。
このビデオは、超弦理論革命の舞台となったアスペン物理学センターで撮影しました。
本書の目次を載せておきます:
『超弦理論入門』 目次
第1章 なぜ「点」ではいけないのか
第2章 もはや問題の先送りはできない
第3章 「弦理論」から「超弦理論」へ
第4章 なぜ9次元なのか
第5章 力の統一原理
第6章 第1次超弦理論革命
第7章 トポロジカルな弦理論
第8章 第2次超弦理論革命
第9章 空間は幻想である
第10章 時間は幻想か
付録 オイラーの公式
今回は、出版元の講談社が読者モニターを募集しました。早速次のようなご感想をいただいているそうです。
「文系の私でも分かりやすく伝えてくれるこういう本を待っていました!」
「この世界や生きている事の素晴らしさが実感出来る、ずっといつまでも心に残る最高の一冊です!」
「日本語がこなれていて読みやすく,・・・ 流れるように読んでしまいました」
「脳内ジェットコースターでした」
「科学者の様々なエピソードも披露される。孤高な中で研究を続けたシュワルツの成功、大学院生という若い頃に驚くべき発見に到達した米谷民明の述懐は、とりわけ心に残るものだ」
「私のような一般人主婦には大変難しい内容で、本文中で先生がご提案下さっている通り、理解できないまま読み進めた箇所もありました。それでも、その分からなさを差し引いても、推理小説を読むようなワクワクした気持ちで読むことができました」
「若い自分に会えるのなら是非読ませたい。・・・ 第一線の物理学者と視点と驚きや感動を共有しながら、丹念な航路の解説に導かれ航海のフロンティアまで到達する達成感。・・・ これが入門したということか、と感動しました」
「きれいな日本語で説明されており,・・・ 噛み砕いて説明する大栗先生の技術にも驚嘆しました」
「印象深いのは、折に触れ語られる海外の研究の様子です。特に研究環境に関してアメリカと日本の意識や現状の差を強く感じ、日本の研究の今後について考えさせられました」
「何が問題で、どう解決したのか。私自身が謎解きをしているようでした」
「私は大学で物理学を専攻していて、これから超弦理論も学ぶ予定です。この本を読んで、超弦理論のさらに厳密な数学的な裏付けを知りたいというモチベーションも高まっています。その際にも、この本で得たイメージを大切にし、また適宜読み返したりしながら楽しみながら勉強できるのではないか と楽しみに思っています」
「専門家レベルに近い本格的な内容がごまかしなく誠実に記述されているが、透徹した明快な説明に驚かされる。筆致は軽く最後までスっと読める。大栗先生が実際に経験されたエピソードも満載で、研究生活の苦悩や興奮が臨場感とともに伝わってくる」 ← これは超弦理論のプロの研究者のコメントでした。
すでにブログ記事に感想文を書いてくださっている方々もいらっしゃいます。
⇒ 「海外からの最新科学ニュース」さんのご感想
⇒ 「相転移P」さんのご感想
⇒ 「たけのや」さんのご感想
『超弦理論入門』のまえがきは、こちらで読むことができます。⇒ ブルーバックス 前書き図書館
本書によって、多くの方々が基礎科学への興味を持ってくださることを期待します。
by planckscale
| 2013-08-21 08:48