2015年 03月 06日
ウォルター・バーク理論物理学研究所の紹介ビデオ |
私が所長をしている、Caltechのウォルター・バーク理論物理学研究所の紹介ビデオが完成しましたので、公開します。
ビデオに登場するのは、私と、Caltechの名誉教授のキップ・ソーンさん、そして、今回の研究所の設立に際し資金援助をいただいたシャーマン・フェアチャイルド財団の理事長を長く勤めてこられたウォルター・バークさんです。
私が研究所の理念を語った後、キップ・ソーンさんが研究所設立にいたった背景を説明し、ウォルター・バークさんが研究所を支援されることを決めた理由をお話になります。
ちなみに、キップ・ソーンさんは、最近はアカデミー賞視覚効果賞を受賞した映画『インターステラー』の製作総指揮と科学顧問も務められました。アカデミー賞の授賞式では、受賞者のポール・フランクリンさんが、受賞スピーチで
「Caltechのキップ・ソーンさんと科学の冒険者たちに、宇宙の素晴らしくも恐ろしい様子を見せてくれたことを感謝します」
とおっしゃっていました。
このビデオの完成とともに、研究所のロゴも決まりました。白地と黒地の2種類があります。
先週開催された研究所の開設記念シンポジウムのビデオも、編集が終わり次第公開します。
一方日本では、私が主任研究員をしているカブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)に対する、プログラム委員会からによるフォローアップの結果が発表され、Kavli IPMUの補助金の5年間の継続が適当と評価されました。2007年に開設されてからの研究成果が高く認められたとのことで、とても嬉しいです。
さて、前回のブログ記事でご報告した拙著『数学の言葉で世界を見たら』の刊行を記念して、3月30日と31日に東京で講演をしますので、ご案内します。
3月30日(月) 午後7時より:リブロ池袋本店
「まずは素数で遊んでみよう」
お申し込みはこちらから。⇒ リブロ池袋本店
3月31日(火) 午後6時30分より:朝日カルチャーセンター新宿教室
講座 「数学の言葉で世界を見たら 」
お申し込みはこちらから。⇒ 朝日カルチャーセンター新宿教室
by PlanckScale
| 2015-03-06 10:35