2009年 01月 16日
黒板の書き方 |
講義をするときには黒板の書き方が大切です。私が気を付けていることとしては、
(1) 教室の後ろからでもはっきり見えるように大きく丁寧に書く。
(2) 黒板の全体で論理のつながりが見て取れるように書く。
(3) 色チョークを効果的に使う。
などでしょうか。英語の板書の場合には、活字体で書くか、筆記体で書くかの問題もあります。私の場合は、筆記体の方がうまく書けるような気がしますが、実際に講義に出ている人がどう思っているのかは分かりません。
私が学生の頃に注意されたことは、書いたものをすぐに消してはいけないということです。右手にチョーク、左手に黒板消しを持って、右手で書いた式を完成しないうちに左手で消したりしていたので、注意されても仕方なかったと思います。黒板に書いたものを聴衆がじっくり見て理解できるだけの時間を与えるということは、はっきりと話すことと同じように発表の基本なので、この癖はがんばって直しました。
大学の講義室によくあるスタイルの黒板として、黒板が2枚重なっていて、
● 表の黒板は上下に移動できる。
● 裏の黒板は固定してある。
というものがあります。大きな教室では、このような上下2段の黒板が、教壇に沿って3つか4つ横に並んでいることが多いです。このような黒板は、うまく計画して使う必要があります。私は、Caltechに来て最初に講義をしたときに、授業に出ていた学部学生からこのような黒板の使い方を教わりました。それによると、
(1) 教室に入ったら、最初にすべての黒板を下に降ろす。
(2) 1番左の黒板を使う。使ったら上にあげる。
(3) その下の黒板を使う。使ったらそのままにする。
(4) 左から2番目の黒板に移動する。後は同様。
こうすると、1番右の黒板を使い終わった時に、すべての黒板に板書がされていて、しかもそれらが書いた順番に並んでいることになります。以来、この方法を使っています。
今日も量子力学の講義の最初にすべての黒板を下に降ろして、左の黒板から使い始めました。左から2番目の黒板になって、使い終わった黒板を上にあげたところで、学生から笑い声が聞こえました。はじめは何が起こったのか分かりませんでしたが、よく見ると下から出てきた黒板に、
「先生、もっとゆっくり説明してください。恥ずかしい学生より。」
と日本語でしかも漢字交じりで書いてありました。「恥ずかしい学生」というのがナイスタッチです。ゆっくり説明することが次の課題になりました。
(1) 教室の後ろからでもはっきり見えるように大きく丁寧に書く。
(2) 黒板の全体で論理のつながりが見て取れるように書く。
(3) 色チョークを効果的に使う。
などでしょうか。英語の板書の場合には、活字体で書くか、筆記体で書くかの問題もあります。私の場合は、筆記体の方がうまく書けるような気がしますが、実際に講義に出ている人がどう思っているのかは分かりません。
私が学生の頃に注意されたことは、書いたものをすぐに消してはいけないということです。右手にチョーク、左手に黒板消しを持って、右手で書いた式を完成しないうちに左手で消したりしていたので、注意されても仕方なかったと思います。黒板に書いたものを聴衆がじっくり見て理解できるだけの時間を与えるということは、はっきりと話すことと同じように発表の基本なので、この癖はがんばって直しました。
大学の講義室によくあるスタイルの黒板として、黒板が2枚重なっていて、
● 表の黒板は上下に移動できる。
● 裏の黒板は固定してある。
というものがあります。大きな教室では、このような上下2段の黒板が、教壇に沿って3つか4つ横に並んでいることが多いです。このような黒板は、うまく計画して使う必要があります。私は、Caltechに来て最初に講義をしたときに、授業に出ていた学部学生からこのような黒板の使い方を教わりました。それによると、
(1) 教室に入ったら、最初にすべての黒板を下に降ろす。
(2) 1番左の黒板を使う。使ったら上にあげる。
(3) その下の黒板を使う。使ったらそのままにする。
(4) 左から2番目の黒板に移動する。後は同様。
こうすると、1番右の黒板を使い終わった時に、すべての黒板に板書がされていて、しかもそれらが書いた順番に並んでいることになります。以来、この方法を使っています。
今日も量子力学の講義の最初にすべての黒板を下に降ろして、左の黒板から使い始めました。左から2番目の黒板になって、使い終わった黒板を上にあげたところで、学生から笑い声が聞こえました。はじめは何が起こったのか分かりませんでしたが、よく見ると下から出てきた黒板に、
「先生、もっとゆっくり説明してください。恥ずかしい学生より。」
と日本語でしかも漢字交じりで書いてありました。「恥ずかしい学生」というのがナイスタッチです。ゆっくり説明することが次の課題になりました。
by planckscale
| 2009-01-16 00:00









