2009年 05月 27日
量子ブラックホールと創発する時空間 |
丸善の雑誌『パリティ』の6月号に、「量子ブラックホールと創発する時空間」と題した解説記事を書きました。3月に多摩六都未来館のサイエンスカフェで行った講演と関連する内容です。書き出しは次のようになっています:英国の素粒子物理学者クローズのベストセラー『宇宙のたまねぎ』 は、自然界の階層構造をたまねぎにたとえて解説する。一番外側の皮は私たちが日常経験する世界、一皮むくと原子の世界、もう一皮むくと原子核の世界、そして原子核は陽子と中性子に分解される。さらに陽子や中性子の皮をむくと、その中にクォークの世界があるという具合である。では、クォークの中には何かあるのか。このたまねぎの皮は限りなく重なっているのか。それともどこかで芯にたどりつくのか。
ご覧いただけるとうれしいです。
by planckscale
| 2009-05-27 18:17









