2009年 06月 23日
Strings 2009: 1日目、2日目 |
会議最初の講演は、デイビッド・グロスさんで、第1次超弦理論革命直後の1985年にサンタバーバラで開かれた、超弦理論国際会議の総括講演で、グロスさん自身が出した問題がどのくらい解決されているかを検証するという話でした。たぶん会議の抄録の文章を直接引用していたのだと思いますが、24年後に読んでも鋭い指摘に感心します。昼ごはんの時には、エリック・フェアリンデさんとアンディ・ストロミンジャーさんと一緒になったので、各々の講演の内容を先に聞かせてもらうことになりました。ストロミンジャーさんの話は、4月にIPMUで共同研究者のウェイ・ソンさんから聞きましたが、励起状態についても研究が進歩しているようでした。このような理解から、モジュラー不変性が仮定できる理由が分かるとよいと思います。
ここまで書いてアップロードしようとしたら、インターネットの接続が切れてしまいました。フィレンツェでもローマでも、インターネットには泣かされます。というわけで、2日目の日記を続けます。
2日目(火曜日)の午前中は、マルダセナさんの講演が圧巻でした。N=4超対称性を持つヤン・ミルズ理論の散乱振幅の話をしていると思ったら、あれよという間に、最近のガイオット‐ムーア‐ナイツケの壁越え公式についての仕事とつながって、驚きました。私は午後のセッションに講演をする予定になっていたのですが、午後の最初のアナウンスの最中に突然、マイクロフォンが切れて、講義室の電気が消えてしまいました。しばらく状況がわからなかったのですが、会場を含む地域全体の停電で、復旧に2時間ぐらいかかるということで、午後のセッションがキャンセルになってしまいました。明日からの予定はどうなるのでしょうか。
今日は、夕方から郊外にあるハドリアヌス帝の宮殿を見学して、野外演劇場でバレーを鑑賞する予定だそうです。本当は、講演を終えてゆったりした気分で行きたかったのですが、仕方ありません。
by planckscale
| 2009-06-23 23:37









