2009年 07月 01日
AdS/量子臨界現象 |
今朝は、ランガム・ホテルに滞在されている方と面会をしてから、そのまま自動車でサンタバーバラに向かいました。幸い渋滞も少なく、1時間半ほどでカブリ理論物理学研究所(KITP)に到着しました。渋滞と言えば、高速道路で自然渋滞という現象があります。特に理由がないのにある区間だけ渋滞していて、その前後では車が普通に流れているという現象です。車間距離がおおよそ車の速度に比例するとすると、渋滞していても、普通に流れていても、単位時間当たりにある点を通過する車の数はほぼ同じになります。車の速度と車間距離の効果が相殺するからです。これから、渋滞している区間は、ほぼ一定の位置にとどまることがわかります。もし、普通に流れている時のほうが、渋滞しているときよりたくさんの車が通過できるのなら、自然渋滞の区間は進行方向の逆向きに移動していくはずです。
高速道路の運べる車の数が車の平均速度によらないのなら、渋滞していると言うのは、高速道路に運んでもらう順番を待っているようなものですね。病院やレストランでは、順番待ちを避けるために予約をすることができますが、高速道路に乗る時間もあらかじめ予約ができるようにならないでしょうか。
というようなことを考えていたら、サンタバーバラに着きました。
KITPには、物性物理学の量子臨界現象へのAdS/CFT対応の応用についてのプログラムに参加するために来ました。今週は、超弦理論と物性物理学の研究者が交流しやすいように、互いに教養講座を開く予定だそうで、今日の午後には、プリンストン大学の物性物理学者シバジ・ソンディさんによる量子臨界現象の入門講義がありました。
by planckscale
| 2009-07-01 12:54









