2009年 08月 05日
会員総会と非フェルミ流体 |
今日の午後には、来週開かれるアスペン物理学センターの会員総会のための準備会議に出席しました。物理学センターには、事務長を除くと常駐のスタッフはおらず、会員のボランティアで運営されています。7月と8月に会員総会が開かれて、次期のワークショップの予定や新しい会員の選出、センターの予算の承認などを行います。
今日の午前中の最初のセミナーは、MITのホン・リュウさんで、非フェルミ流体の現象を、AdS上の荷電をもったブラックホールを使って理解しようという話でした。物性物理学者も沢山参加して、活気のある議論が続きました。20年前にバルマさんたちが提案されたマージナルなフェルミ流体のフェルミ面の近くでの振舞いが、ブラックホール時空間でのディラック方程式を解くことで再現できるという所がパンチ・ラインでした。そのときに一番前の席について盛んに質問をしていた人がバルマさんだということがわかりました。
物性物理学の研究者の方々も、このような新しいアプローチに積極的な興味を示して、きちんと理解しようとされるので、議論が盛り上がりました。
2番目のセミナーは、これまたMITのワシントン・テーラーさんでした。先週はCaltechウィークでしたが、今週はMITウィークですね。量子異常項が相殺している6次元の超重力理論のうちで、超弦理論の低エネルギー極限で実現できないものがあるのか、という話でした。異常項の相殺条件の解を分類してみると、超弦理論で実現できそうにないものが見つかったが、よく調べてみるとこれらはゲージ場の運動エネルギー項の前の符号が負になっているというのがおちでした。しかし、すでに10次元の段階で、E_8 x E_8とSpin(32)/Z_2のように超弦理論で実現できるゲージ群のほかに、U(1)^{496}とE_8 xU(1)^{248}のように、異常項は相殺しているのに、超弦理論による実現が知られていない例があるので、量子異常項の相殺が、超弦理論による実現を保証する十分条件ではないようです。
今日の午前中の最初のセミナーは、MITのホン・リュウさんで、非フェルミ流体の現象を、AdS上の荷電をもったブラックホールを使って理解しようという話でした。物性物理学者も沢山参加して、活気のある議論が続きました。20年前にバルマさんたちが提案されたマージナルなフェルミ流体のフェルミ面の近くでの振舞いが、ブラックホール時空間でのディラック方程式を解くことで再現できるという所がパンチ・ラインでした。そのときに一番前の席について盛んに質問をしていた人がバルマさんだということがわかりました。
物性物理学の研究者の方々も、このような新しいアプローチに積極的な興味を示して、きちんと理解しようとされるので、議論が盛り上がりました。
2番目のセミナーは、これまたMITのワシントン・テーラーさんでした。先週はCaltechウィークでしたが、今週はMITウィークですね。量子異常項が相殺している6次元の超重力理論のうちで、超弦理論の低エネルギー極限で実現できないものがあるのか、という話でした。異常項の相殺条件の解を分類してみると、超弦理論で実現できそうにないものが見つかったが、よく調べてみるとこれらはゲージ場の運動エネルギー項の前の符号が負になっているというのがおちでした。しかし、すでに10次元の段階で、E_8 x E_8とSpin(32)/Z_2のように超弦理論で実現できるゲージ群のほかに、U(1)^{496}とE_8 xU(1)^{248}のように、異常項は相殺しているのに、超弦理論による実現が知られていない例があるので、量子異常項の相殺が、超弦理論による実現を保証する十分条件ではないようです。
by planckscale
| 2009-08-05 15:53









