2009年 08月 14日
熊と超伝導 |
今朝、物理学センターに行くと、洗面所の窓に板を打ち付けていました。一昨日の晩に窓を閉め忘れていたら、熊が忍び込んで冷蔵庫を荒らしたそうです。そこで、昨晩は窓をしっかり閉めておいたらしいのですが、味をしめた熊が窓ガラスを破って進入し、コーヒーや紅茶を食べ散らかしていったのだそうです。コーヒーを食べて興奮している熊だけには会いたくないと思います。アスペンのあたりでは10年ほど前に旱魃があったときに、山に棲む熊が里に下りてきて、食べ物があることに気がついて、居ついてしまったそうです。夜中には町中にも出没するので、ゴミ箱も熊に開けにくい構造になっています。昨年は、夜中にセンターに来た物理学者が熊に突き飛ばされた事件がありました。
さて、今朝のセミナーはグレッグ・ムーアさんとディブ・モリソンさんで、2人ともガイオット型のN=2超対称性を持つゲージ理論のBPS状態の数え上げの話でした。今回のワークショップは、超弦理論の様々な分野の話が聴けて、しかも皆さん講演が上手だったので、とても楽しかったです。講演者の皆さん、参加者の皆さん、またアスペン物理学センターのスタッフの皆さん、ありがとうございました。
午後のコロキウムは、ホン・リュウさんで、先週ワークショップでしていただいたAdS/CFTの物性物理学への応用の話を一般向けにしていただきました。AdS/CFTについての説明がうまく工夫されていたのに感心しました。物性物理学の研究者から次々に質問が出て、盛り上がったコロキウムでした。通常1時間のところ、30分超過してしまいましたが、質問をしたりない人々がいて、その後のワインとチーズのレセプションでも議論が沸騰していました。
ところで、コロキウムでは講演の前に紅茶やクッキーが出るのが普通ですが、コロキウムの後にレセプションをするというのは良い考えのように思います。講演の後の方が、講演の内容を踏まえて、会話がより弾むように思います。Caltechでもそうするように提案してみようかと思いました。
by planckscale
| 2009-08-14 13:21









