2009年 08月 20日
FOOO |
日曜日にカリフォルニアを発って、月曜日の夕方に東京に着きました。日本に行くときには機内で寝ないほうが時差ぼけ予防によいということがわかってきたので、今回は映画を5本観ました。最近は、エコノミークラスでも自分で映画を選べるサービスを取り入れている航空会社が多いのでうれしいです。東京は思ったより涼しい気候です。このまま秋になってしまうのでしょうか。
火曜日に柏に行ってみると、IPMUの建物は屋上の部分まで大枠が出来上がっていました。12月中には完成して、1月には使用可能になるそうです。今から楽しみです。
火曜日は1日中会議。水曜日は午前中に電話で共同研究者と議論をして、午後からセミナーに2つ出席しました。
水曜日の最初のセミナーでは名古屋大学の太田啓史さんが、深谷さん、小野さん、Ohさんと最近完成されたFloerホモロジー理論(共同研究者の頭文字を取ってFOOOと呼ばれています)についてお話をされました。IPMUの数学‐超弦理論の共通セミナーでは、30分ルールというのがあって、最初の30分は広い分野の人にわかるように話をし、その後5分休憩をおいて、さらに専門的な話を聴きたい人は残って1時間のセミナーを聴くという仕組みになっています。太田さんは、最初の30分に、シンプレクティック幾何学についての基本的な定理が、FOOO理論から導かれることを説明してくださいました。この導入の部分は30分で終わるはずでしたが、質問で続出して結局1時間近くかかりました。おかげで私にはよくわかりました。
FOOOの結果はアメリカ数学会から、1200ページの大著として出版される予定だそうです。⇒ Lagrangian Intersection Floer Theory: Anomaly and Obstruction
お茶の時間の後は、フェルミ国立加速器研究所(Fermilab)の副所長のヤンキー・キムさんが、Fermilabの将来計画について話をされました。プロジェクトXと呼ぶそうですが、だれかNHKのシリーズのことを教えたのでしょうか。
その後は、太田さんや、IPMUにいらしているディブ・モリソンさん、アレクセイ・ボンダルさん、セルゲイ・ガルキンさんやIPMUの研究者の皆さんと、楽しい夕食会に行きました。
by planckscale
| 2009-08-20 18:52









