2009年 09月 26日
チャイコフスキーと整数論と星条旗 |
今日は、五嶋みどりさんがチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を演奏されるということで、パサデナから車で50分ほどの、オレンジ郡コスタメサ市に行ってきました。地理的にはディズニーランドからさらに南下した、太平洋の近くです。シーザー・ぺリが設計したコンサートホールは華やかな印象です。演奏会のはじめに、全員が起立して米国国歌『星条旗』が演奏されたのには驚きました。野球の試合などのスポーツイベントではよく国歌斉唱がありますが、クラッシック音楽の演奏会でははじめてでした。オレンジ郡は、南カリフォルニアの中では保守的な土地柄だと聞いたことがありますが、その反映でしょうか。
(と書きましたが、そういえばハリウッド・ボールのコンサートではいつも最初に国歌を歌いますね。屋内のコンサートでははじめてと書くべきでした。ハリウッド・ボールに行くときには米国国歌の歌詞を印刷して持っていくのですが、今回は想定外でした。)
みどりさんのチャイコフスキーは、一部の隙もないすばらしい演奏でした。音楽に対する敬謙な姿勢に深い感銘を受けます。5年前にニューヨークからロサンゼルスに拠点を移され、南カリフォルニア大学でヤッシャ・ハイフェッツ冠教授として教鞭を取っていらっしゃいます。おかげで演奏を拝聴させていただく機会が多いことは、ありがたいことです。
昨日は、IPMUで新しく始まった「整数論と物理学」セミナーで、サバティカルで滞在されているポール・フランプトンさんがp進体弦理論の話をしてくださいました。私は、パサデナからビデオ会議で参加しました。日本時間の午後3時30分からのセミナーだったので、カリフォルニア時間では午後11時30分から。終了したのが午前1時に近かったので、すこし辛い時間帯でした。p進体弦理論の話は20年前のもので、数年前にタキオン凝縮に関連したアショク・センさんの論文がある以外には目立った発展はありませんが、数学者も交えて議論をすることで、新しい展開が生まれるかもしれません。
by planckscale
| 2009-09-26 17:41









