2009年 10月 20日
講義再開 |
カリフォルニアに帰ってきました。先週は1週間留守にしていたので、ポストドクトラル・フェローのクリストフ・ケラーさんに代講してもらいました。今日はケラーさんと打ち合わせをして、明日からの講義の準備をしました。カリフォルニア大学のバークレイ校にいたときには、学期中に出張する場合には、物理学科長に出張中の授業をどうするかを必ず書面で報告する必要がありました。Caltechはそれほど厳しくありませんが、やはり代講を立てるか、もしくは帰ってきてから補講をすることが期待されています。
私が京都大学の学生の時には、1つのコースは1週間に1時間半から2時間だったと憶えていますが、米国の大学では、1週間に3時間(1時間の講義が3つか、1時間半の講義が2つ)が標準です。また、オフィス・アワーといって、週に1時間か2時間必ず自分の居室で待機していて、質問を受け付ける時間を設けることが望ましいとされています(バークレイでは義務でしたが)。オフィス・アワーを設けておくと、学生が気後れせずに質問に来れるという配慮だそうです。この他に、宿題を作ったり採点をしたり(採点はティーチング・アシスタントがしてくれるのが普通ですが)することを考えると、1つのコースにかなりの時間を使うことになります。
日本の大学と比べると、米国の大学は学生を手取り足取り教えているという印象を受けます。米国では1950年代~60年代の高等教育の大衆化にともなう大学・大学院改革で、このようなスタイルになったのだと聞いています。日本式か米国式かどちらがよいかは学生によると思います。私は、京都大学で同級生と自主ゼミで勉強したことが後々に役に立ちましたが、米国式にみっちり教えてもらってもよかったかなと思うこともあります。
by planckscale
| 2009-10-20 11:28









