2009年 10月 26日
シンガポール式数学 |
私の子供は、平日はパサデナの現地校に、土曜日は日本政府に認可された補習授業校に通っているので、日米の教育方法の違いがよくわかります。昔は日本は米国より理数系の教育が進んでいたので、親の海外勤務のために日本から転向してきた生徒は、英語はできなくても算数ができるので尊敬されたと聞いています。ところが、最近では日本のゆとり教育の影響でしょうか、日本から来た子供が必ずしも算数が得意というわけではないようです。現地校で4年生になった最初の週の宿題が素因数分解でした。日本では中学前期の教材だったように思います。先週、父母の会のパーティでお会いしたお母さんから、算数の宿題がわからなかったら電話してもいいですかと聞かれました。
現地校では昨年からシンガポール式の算数教育を取り入れるようになりました。シンガポールは算数の国際学力試験でしばしば世界1位になるので、教育方法にブランド力があるようです。たしかに、教材を見てみると理にかなった教え方をしているようです。昨日宿題をやっているのを見たら、鶴亀算を図形を使ってさくさく解いているので驚きました。
シンガポール式の数学は、2007年からカリフォルニア州教育委員会によって正式に認められたので、急に普及し始めたようです。バークレイの数学者サーシャ・ギベンタルさんのウェブサイトにも、シンガポール式の数学の宣伝が貼ってありました。
上から押し付けられるのではなく、学校が自主的にいろいろな教育方法を試すことは、一般的によいことだと思います。新しい方法を導入したときには、先生は特に熱心になりますし、生徒は先生が熱心なほどよく勉強するからです。その方法が本当によいものであれば、それはさらに結構なことです。
今日は日曜日でしたが、午前中に学校に行って大学院生と議論をしました。微分方程式の解であるはずのないものが数値的に見つかったので困っていたのですが、はじめに課していた条件が強すぎたということがわかりました。やれやれ。これで先に進めます。
鶴亀算はXとYで解くという人は、ここを押してみてください。
まず全部が鶴だったとしてみようと考える人は、ここを押してみてください。
by planckscale
| 2009-10-26 10:03









