2009年 11月 29日
バイオリン と 飛行機 |
私はカリフォルニアの大学に教職を得てから15年になるので、日本に帰ると、日本人のモラルの高さや心遣いの細やかさには心が洗われる思いをします。しかし、日本に帰って1つだけ不便に思うことがあります。それは、普通にしないことをしようとすると、規則が明確に決まっていなくて、その時々の係りの人の裁量に頼ることが多いということです。もちろん、ほとんどの場合には親身に対応してくださって無事に済みますが、あらかじめ規則が決まっていないので不安に思うこともあります。その例として、飛行機内への楽器の持込について書きたいと思います。最近は機内持ち込み手荷物の大きさが決められています。ほとんどの航空会社が同程度の制限を設けていますが、これに厳密に従うとバイオリンのケースを機内に持ち込むことはできません。バイオリンのような壊れやすいものをチェックインすることは考えられないので、手荷物として持ち込めなければ飛行機に乗れません。
ほとんどの航空会社は、楽器については例外として、座席の上の棚に問題なく収まるのなら機内に持ち込んでよいことにしています。アメリカン航空でも、ユナイテッド航空でも、カナダ航空でも、エールフランスでも、また欧米の航空会社に限らずたとえば大韓航空でも、ウェブサイトの機内持ち込み手荷物の規則を見ると、楽器には例外を認めるときちんと書いてあります。
私の知る限り、このような楽器の機内持ち込みの特例について明文化していない航空会社は2社だけです。日本航空と全日空です。
そこで9月に成田空港のチェックイン・カウンターで全日空の係りの人に問い合わせたところ、「たぶん大丈夫だと思います。」との答えでした。私の知り合いで、飛行機に乗るときに楽器の持込を断られて、航空券をキャンセルせざる終えなかった人がいます。「たぶん」では困るんです、必ず持ち込めるとわかっていないと予約できませんと申し上げると、心配な場合には楽器の分の座席もお買い求めくださいとのことでした。
日本の航空会社にも、この点について明文化していただけるとうれしいです。
【追記】 この文章はしばらく前に書いていたのですが、ブログに載せる前に念のため全日空のウェブサイトを見てみたらバイオリンの機内持ち込みは可能であると補足してあったので、お蔵入りにしていました。
ところが、今日ふと思い立ってもう一度見てみたら、この例外規定が消されていたので、お蔵から出してきました。1-2ヶ月の間に頻繁に規則が変わるというのは、どういうことでしょうか。
by planckscale
| 2009-11-29 12:16









