2009年 11月 12日
オリーブとバンフとループ |

今週末は、カナダのバンフにある数学の国際研究施設(BIRS)のプログラム委員会のためにバンクーバーに行きます。それに先立って、資料がドンと送られてきました。バンフで再来年度に行う会議の提案集で、全部で700ページぐらいあります。これと別に、提案の外部評価書が300ページ。森林にやさしくないですね。土曜日1日でどれを採択するか決めるので、読んでランク付けをして来いといわれています。バンフの施設には何度か行って、そこで会議を組織したこともあるので、これぐらいはご恩返しをしないといけません。
今日のインフォーマル・セミナーはハーバード大学のシモーネ・ジオンビさんでした。水曜日のミーティングはグループ内の勉強会のはずなのですが、外部からの講演者が金曜セミナーから溢れてしまったときには水曜日のミーティングを使います。N=4超対称性のあるゲージ理論のウィルソン・ループの厳密計算の話でした。
先月のディマルスキーさんのセミナーはウィルソン・ループの分類の話でした。そのときのブログで、「経路積分の局在化の現象がうまくわかるともっとよいのですが」と書きましたが、今日のジオンビさんの話はまさしくこれをかなえてくれるもので、私は感心しました。この種のウィルソン・ループは、10年ぐらい前にディビット・グロスさんとナダフ・ドルッカーさんと研究しましたが、その後10年の間にすばらしく進歩をして、理論物理学のいろいろな話題と結びついてきました。この方面についても、また勉強しなおしたいと思いました。
by planckscale
| 2009-11-12 13:08









