2009年 12月 30日
ご支援をありがとうございました。 |
12月25日に閣議決定された文部科学省予算の詳細が発表されました。IPMUを含むWPIの予算は、概算要求から22パーセント削減となりました。新たに3拠点を作る予定だったところを環境分野の1拠点のみとすることで縮減を行い、IPMUなどの既存の拠点の予算は3.6パーセント削減に留まりました。IPMUにとっては、一息つけるよいニュースです。
その一方で、グローバルCOEプログラムは22パーセント削減となりました。このプログラムのおかげで、東京大学の大学院生にCaltechに武者修行に来ていただいていましたが、来年度からは難しくなるかもしれません。
文部科学省が募集していた事業仕分けについての意見が集約されて発表されました。15万通以上の手紙が届いたそうです。WPIプログラムについての意見は約900通。ほとんど全ての意見がWPIプログラムに好意的で、例えば「WPIで研究して世界の頂点を極めたいという世界の研究者が増えている時に、予算の削減となれば、せっかくうまくいきつつある国益となる成長株に、冷や水を浴びせることになる」、「ある程度の期間、十分な額の給与を外国人研究者に準備しないと、有能な研究者は絶対に来ない」、「わが国の科学のためには、さらに数カ所のWPIを設定してほしい。環境問題など、これからのテーマを真剣に取り組む必要がある」といった意見が寄せられたそうです。ご支援いただいた皆さんに感謝いたします。
上の写真は、完成したIPMU研究棟の屋上です。
今回は大幅な予算削減は免れましたが、日本の科学予算の脆弱さが世界中に広報されてしまったので、今後IPMUで海外の一流の研究者を獲得する際に不利になる心配は残ります。このようなイメージを覆す研究成果をあげて行きたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
by planckscale
| 2009-12-30 14:17









