2010年 03月 16日
Strings 2010: 1日目 |
Strings2010の初日は、ダインさんの現象論の講演の後、ガイオットさんや立川さんによる4次元の共形場理論の話。これはもちろん今年の大きな進展でした。驚いたのはインさんによるバシリエフ理論の話でした。バシリエフ理論は、AdS/CFT対応でCFTのトフーフト結合が小さいときの重力側の理論だと予想されていますが、複雑な形をしていて解きほぐすのはお手上げだと思っていました。インさんは抜群の計算力でそれを乗り越えて、クレバノフさんやポリヤコフさんが予想していた対応にかなり強力な証拠を見つけたようです。
夕方のレセプションは、昨年末に完成したミッチェル基礎物理学研究所で行われました。1階の床がペンローズ・タイリングになっています。ペンロース・タイリングは周期性がないので、これを工務店の人に作ってもらうのはたいへんだっただろうと思います。タイリングと言えば、いくつかの形のタイルが与えられたときに、それを無限個使って平面を埋め尽くすことができるかという問題があります。これを判定するアルゴリズムは存在しないと言うことが、1960年代の半ばに証明されました。これはアラン・チューリングが証明した、プログラムの停止問題と似た問題です。
明日は、朝一番が私の講演なので、今晩はこれから夕食に行って早くに休むことにします。
by PlanckScale
| 2010-03-16 10:35









