2010年 03月 28日
初心忘るべからず。 |
今週の米国のトップニュースは、医療保険改革法案の成立でした。一昨年の選挙で民主党が大勝によって法案の成立が可能になったかと思われたのですが、エドワード・ケネディー上院議員がお亡くなりになり、その補欠選挙で共和党の候補が勝ってしまいました。今年の中間選挙を控えている民主党下院議員が、これに怖気づいて、下院での可決が危ぶまれる事態になってしまいました。
下院での投票の前日には、オバマ大統領が民主党下院議員の総会で原稿なしで演説をしました。「あなたは、この法案に賛成すると中間選挙で落選するかもしれないけれど、これを成立させなければ何のために政治家になったのか」という捨て身のような演説でしたが、説得力はあったようで、法案は翌日下院を通過し、上院の法案とのすり合わせも完了して成立しました。オバマ大統領の演説はこちら。 ⇒ http://video.nytimes.com
世阿弥の『花鏡』にある「初心忘るべからず」の初心とは、初志のことではなく、習い始めの未熟な状態のことだそうです。しかし、最近は初志の意味にも使うようで、『広辞苑』にも「常に志した時の意気込みと謙虚さをもって事に当たらねばならないの意」とあります。
私が素粒子論を志したのは、思考の力で自然界の最も深くゆるぎない真実に到達したいと考えたからで、その初志を忘れないようにしたいと思います。
by PlanckScale
| 2010-03-28 13:40









