2010年 05月 11日
バークレイ 1日目 |
アイスランドの火山の影響もなく無事にバークレイに到着して、今日から数理科学研究所(MSRI)の会議に出席しています。今回の会議は、日本の林原財団の資金で運営されているそうです。そう言えば、五嶋みどりさんにガルネリのバイオリンを貸与されているのも林原財団ですね。ベルトランド・アイナードさんにお会いすると、私がピオトロ・スルコフスキーさんや山崎雅人さんと、トポロジカルな弦理論やドナルドソン・トーマス不変量を計算する行列模型について研究していたことをすでにどこかで聞いてご存知だったようで、早速それについての議論になりました。私たちの論文自身は、カリフォルニアの時間では今日の夕方にarXivに出ました。よろしければご覧ください。 ⇒ http://arxiv.org/
今日の最初には、ヤン・ソイベルマンさんが、コンセビッチさんとなさっている壁超え公式の話をなさいました。とてもわかりやすい講義で、この後にも2回続きがある予定なので楽しみです。
著名なヘッジファンドの会社『ルネッサンス・テクノロジー』の経営を最近退かれたジム・サイモンズさんもいらっしゃいました。ヘッジファンドを始められる前は、ストーニーブルック大学の数学教室の主任もなさった数学者で、チャーン・サイモンズ不変量でも有名です。最近は数学の研究を再開されて、今日は微分コホモロジーについてのデニス・サリバンさんとの共同研究の話をなさいました。3月には、サリバンさんがCaltechで同じ仕事について話をされています。
サイモンズさんはMSRIにも多額の寄付をなさって、今日講演をされた講堂にもサイモンズさんの名前がついています。音楽のコンサートも開けるような音響効果のよい講堂です。
夕方には会議に来ていた人たちと、ソラノ通りのインド料理店に行きました。昔バークレイに住んでいたころには好きでよく行っていたのですが、今回はあまり感心しませんでした。パサデナにある同じ名前の店の方がよいように思いました。私の味覚が変わったのでしょうか。
by planckscale
| 2010-05-11 13:28









