2010年 07月 22日
多重宇宙 |
この一週間ほどは研究に専念していたので、ブログに触れていませんでした。一日中考え事をしたり、時々セミナーにでたり、週末には近場のハイキングに行ったりしていました。去年に比べて、アスペンの街中でも、ハイキングに行っても、観光客が少ないように思いますが、不景気のせいでしょうか。
夕方には何度かミュージック・フェスティバルのコンサートに行きました。先週の水曜日には、知り合いの人がコンサート・マスターをするというので、チャイコフスキーの交響曲第4番。木曜日には、ジュリア・フィッシャーさんのバイオリン・リサイタルで、バッハのパルティータ1,2,3番。特に、最後に弾かれた第2番のシャコンヌがすばらしかったです。金曜日にも、フィッシャーさんがハチャトリアンのバイオリン協奏曲を弾かれました。今週は、月曜日にアスペン音楽学校のピアノの生徒さんが3名、物理センターにいらして、ショパンのバラードやベートーベンのピアノソナタ『ワルトシュタイン』などを弾いてくださいました。今日も、五嶋みどりさんの学生さんだったジェイソン・アイザックソンさんがバーグのバイオリン協奏曲を弾かれたので、ミュージック・テントに行きました。
木曜日のコロキウムは、多重宇宙の存在を直接観測することが可能だろうかという話でした。多分にスペキュラティブな話で、私は頭の体操にはよいと思いましたが、突っ込みどころはたくさんありました。講演の後のレセプションで、毎年アスペンにいらしていて、いつも親しくお話させていただいている生物物理学の先生が、「決して報われることがないと思われる目標に向かって努力する人々がいるというのは興味深いことだ。」とおっしゃっていました。皮肉ではなくて、心理現象として面白がっていらっしゃるようでした。
夕方には何度かミュージック・フェスティバルのコンサートに行きました。先週の水曜日には、知り合いの人がコンサート・マスターをするというので、チャイコフスキーの交響曲第4番。木曜日には、ジュリア・フィッシャーさんのバイオリン・リサイタルで、バッハのパルティータ1,2,3番。特に、最後に弾かれた第2番のシャコンヌがすばらしかったです。金曜日にも、フィッシャーさんがハチャトリアンのバイオリン協奏曲を弾かれました。今週は、月曜日にアスペン音楽学校のピアノの生徒さんが3名、物理センターにいらして、ショパンのバラードやベートーベンのピアノソナタ『ワルトシュタイン』などを弾いてくださいました。今日も、五嶋みどりさんの学生さんだったジェイソン・アイザックソンさんがバーグのバイオリン協奏曲を弾かれたので、ミュージック・テントに行きました。
木曜日のコロキウムは、多重宇宙の存在を直接観測することが可能だろうかという話でした。多分にスペキュラティブな話で、私は頭の体操にはよいと思いましたが、突っ込みどころはたくさんありました。講演の後のレセプションで、毎年アスペンにいらしていて、いつも親しくお話させていただいている生物物理学の先生が、「決して報われることがないと思われる目標に向かって努力する人々がいるというのは興味深いことだ。」とおっしゃっていました。皮肉ではなくて、心理現象として面白がっていらっしゃるようでした。
by planckscale
| 2010-07-22 12:47