2010年 08月 29日
カリフォルニアでの休暇 (前編) |

ロサンゼルスから州間道路(インターステート)5号線で北上するとサンフランシスコに6時間弱で着きます。5号線は内陸の農業地帯を通過するカリフォルニアの大動脈で、これに並行してカリフォルニア大運河が流れています。これを見ると、このあたりは本来は砂漠地帯なのに、大規模農業が可能になったのは、北カリフォルニアやシエラネバダ山脈からの水のおかげだということがわかります。
最近は水不足が深刻で、以前通ったときに農地だったのに荒れ野になっているところがありました。道路わきに窮状を訴える農家の広告があるのが痛々しいです。
サンフランシスコ湾に到着して、まずはバークレイを散策しました。私は今年の5月のMSRIの会議に来ていましたが、家族連れで来るのは久しぶりです。私は1990年代の後半にカリフォルニア大学バークレイ校(UCバークレイ)の教授をしていて、大学の北の丘の上に住んでいたので、懐かしいところです。
UCバークレイの構内に行ってみると、家族連れの新入生でごった返していました。新学期が始まったところだったのですね。サンフランシスコで泊まったホテルにも、新入生とその家族が何組もいて、私たちも新入生の付き添いで来たのかと聞かれました。
そういえばニューヨーク・タイムズ紙に、最近は「子離れのできない親」が多くて、親を新入生から引き離すのに大学が苦労しているという記事が掲載されていました。私も他山の石としたいものです。 ⇒ http://www.nytimes.com


by planckscale
| 2010-08-29 08:50