2010年 12月 29日
ガロア |
海南島への帰りに、東京に寄ってから、パサデナに帰ってきました。羽田空港の書店で、加藤文元さんが書かれた数学者エバリスト・ガロアの伝記を買って、飛行機の中で読みました。以前に、加藤さんが同じ中公新書に書かれていた『数学する精神』と『物語 数学の歴史』を読んでいたので、今回も迷いなく買いました。
名門校「ルイ・ル・グラン」の2年生であったガロアに強い影響を与えたルジャンドルの『幾何学原論』や、ガロアが科学アカデミーに提出した論文の意義ついての詳しい解説があり、またガロアの生きた時代の社会情勢や数学史的背景の分析も読み応えがありました。
このような本が空港の小さい書店で手に入るというのは、すばらしいことだと思いました。
ところで、しばらく前に読んだポアンカレ予想を証明したペレルマンの生い立ちと証明をめぐる騒動についてかかれた『完全なる証明』の書評が、アメリカ数学会誌に掲載されていました。⇒ Notices of AMS.
書評の前半ではよく調べて書いてあるとほめていましたが、後半になると、ペレルマンの精神状態について根拠なく推測するのは不謹慎であるとか、著者の数学の理解が低俗であるなどと酷評になりました。
by planckscale
| 2010-12-29 10:33









