2010年 12月 31日
海南島、その3 |
これはシンポジウムの集合写真です。皆さん会場で渡されたアロハ・シャツを着用しています。
開会式には、海南省政府の要人や、北京の清華大学の学長、台北の清華大学の学長 (国民党政府が台湾に逃れたときに、清華大学も2つに分かれたそうです)、ヤウさん、デイビッド・グロスさん、などのスピーチが続いて、私の番になりました。
私の名前の「大栗」を中国語読みして、「次はターリー教授です」と呼ばれたので、最初は自分のことだとはわかりませんでした。
開会式の後は、デイビッド・グロスさんの講演。昼食をはさんで、午後にも4つの講演がありました。
夕食の後は、パネル・ディスカッション。後ろのほうに隠れて聞いていようと思っていたら、すでに名札が用意してあって、パネルのほうに引っ張り出されました。
ヤウさんの説明では、国際会議施設「三亜フォーラム」は2012年の夏ごろに完成予定で、200名分の宿泊施設ができるそうです。後日のパーティでは、建設会社の社長さんにもお会いしました。最初の数年間分は、会議運営費の予算も確保されているそうです。
バンフ国際研究センターのように、1週間程度の短期滞在型のワークショップを主として開催する予定だそうです。私からは、「ワークショップの提案を募るために、施設の紹介や会議開催手続きを書いた文章や、三亜フォーラムを紹介するウェブ・ページを早急に用意されるのがよいのではないか」と申し上げました。
数学の施設ですが、趣旨は広く解釈して、理論物理学のワークショップも開けるそうです。東京からも直行便が飛ぶようになるそうなので、日本からは地の利がよくなりそうです。この南国の島で、超弦理論のワークショップが開けると楽しいと思います。
by planckscale
| 2010-12-31 05:31