2011年 01月 07日
公現祭 |

日本とカリフォルニアの間には時差が7時間あって、Caltechでは夕食の後の講義になるので、Caltechで講義をするときには妻が焼いたお菓子を持っていきます。
1月6日は公現祭なので、キリスト教徒ではありませんが、「ガレット・デ・ロア」を持っていきました。
講義のお題は「ホモトピー」でした。来週は「連続群の幾何」。
さて、私の分野では、年末年始は、来年度(2011年9月から)のポスト・ドクトラル・フェローを選ぶ時期にあたります。優秀な人には各大学からオファーが殺到するので、勧誘合戦になります。
数年前には青田買いのようなことも行われて問題になったので、私の分野では主要な研究室の間の合意で、最初のオファーへの返事の締め切りは1月7日となりました。日本では、ちょうど松の内が終わる日ですね。
誰にオファーが出されて、どのオファーが受けられたか(蹴られたか)という噂を広めるウェブページもあります。⇒ rumor mill これを見ると、今年はどんな若手研究者が人気があるのかがわかって、興味深いです。
応募される方は、大学院卒業後のキャリアがかかっているのでもちろん真剣ですが、オファーを出すほうも、受けてもらえるかどうかと、毎年ハラハラします。


by planckscale
| 2011-01-07 15:36