2011年 02月 02日
アスペンの冬 |
アスペン物理学センターの会議に来ています。「強結合物理とゲージ・重力対応」と題した、物性物理学と超弦理論の合同の会議です。
昨晩ホテルについて遅い夕食をとっていたら、ニック・リードさんが現れて、「昨年のIPMUの会議の再現だね」とおっしゃっていました。そのときと同様に、物性物理学と超弦理論の参加者がほぼ半々になっています。
アスペンの冬の会議はすでに25年以上の歴史がありますが、超弦理論が題材になったのは今回が初めてです。高エネルギー物理学の会議は毎年開かれ、そのときには超弦理論の研究者が1人代表で話をすることになっていて、私も10年以上前に講演をしたことがありましたが。
今日は、物性物理学と超弦理論の研究者が交互に講演するプログラムでしたが、どれも興味深いものでした。ショウチェン・ザンさんのトポロジカルな絶縁体のレビューは、とてもわかりやすいものでした。また、高柳さんの量子クエンチングについての講演は、ブラックホールの生成と消滅の過程のホログラフィックな記述の重要な手がかりになるとして、注目を集めていました。
昨日は、降雪による視界不良のためアスペン空港に着陸できず、グランジャンクション空港からバスで2時間かけてアスペンに到着しました。幸い、サンタバーバラからの物性物理学者と一緒だったので、トポロジカルな物性現象について、道中にいろいろ教えていただきました。今日はよい天気でしたが、その代わりに零下20℃にまでなりました。風がなかったので、それほど寒くは感じませんでしたが。
明日は私の講演なので、今日は早くに休みます。
昨晩ホテルについて遅い夕食をとっていたら、ニック・リードさんが現れて、「昨年のIPMUの会議の再現だね」とおっしゃっていました。そのときと同様に、物性物理学と超弦理論の参加者がほぼ半々になっています。
アスペンの冬の会議はすでに25年以上の歴史がありますが、超弦理論が題材になったのは今回が初めてです。高エネルギー物理学の会議は毎年開かれ、そのときには超弦理論の研究者が1人代表で話をすることになっていて、私も10年以上前に講演をしたことがありましたが。
今日は、物性物理学と超弦理論の研究者が交互に講演するプログラムでしたが、どれも興味深いものでした。ショウチェン・ザンさんのトポロジカルな絶縁体のレビューは、とてもわかりやすいものでした。また、高柳さんの量子クエンチングについての講演は、ブラックホールの生成と消滅の過程のホログラフィックな記述の重要な手がかりになるとして、注目を集めていました。
昨日は、降雪による視界不良のためアスペン空港に着陸できず、グランジャンクション空港からバスで2時間かけてアスペンに到着しました。幸い、サンタバーバラからの物性物理学者と一緒だったので、トポロジカルな物性現象について、道中にいろいろ教えていただきました。今日はよい天気でしたが、その代わりに零下20℃にまでなりました。風がなかったので、それほど寒くは感じませんでしたが。
明日は私の講演なので、今日は早くに休みます。
by planckscale
| 2011-02-02 14:08