2011年 02月 03日
アスペンの冬、その2 |
昨日までと打って変わって、今日はすばらしい晴天でした。しかし、さらに寒い。昼間でもマイナス25℃でした。カナダからの参加者が、こんな寒さを経験したのは初めてだと言っていましたから、かなりのものです。
昨晩の夕食会の席で、コップに入れた熱湯を投げ上げると、雪になって降ってくると聞いたので、実験してみると確かにそうなりました。直感に反するようですが、冷たい水ではなく、沸騰している水のほうがよいようです。
今日は、サンタバーバラのチェタン・ナヤクさんが(3+1)次元のトポロジカルな相についての講演の後に、私の番。先日発表したQCDにおける空間変調のある相転移について話をしました。質問もたくさん出て、物性理論の研究者にも話が通じた感触がありました。
午前の最後の講演は、ハーバード大学のシンシア・キーラーさん。重力のアインシュタイン方程式と非圧縮流体のナビェ・ストークス方程式の対応を指摘されていました。計量テンソルの形について特別な仮定をすると、ナビェ・ストークス方程式の解から、アインシュタイン方程式の解が構成できるという話です。ブラックホールのメンブレン・パラダイムや、AdS/CFT対応とも関係がありそうで、更なる発展が楽しみです。
午前の講演のあとは皆さんと近くのバーベキューハウスで昼食。そのあとホテルをチェックアウトして、ロサンゼルスに向かいました。飛行機からは雪をかぶったロッキー山脈を見ることができました。
昨晩の夕食会の席で、コップに入れた熱湯を投げ上げると、雪になって降ってくると聞いたので、実験してみると確かにそうなりました。直感に反するようですが、冷たい水ではなく、沸騰している水のほうがよいようです。
今日は、サンタバーバラのチェタン・ナヤクさんが(3+1)次元のトポロジカルな相についての講演の後に、私の番。先日発表したQCDにおける空間変調のある相転移について話をしました。質問もたくさん出て、物性理論の研究者にも話が通じた感触がありました。
午前の最後の講演は、ハーバード大学のシンシア・キーラーさん。重力のアインシュタイン方程式と非圧縮流体のナビェ・ストークス方程式の対応を指摘されていました。計量テンソルの形について特別な仮定をすると、ナビェ・ストークス方程式の解から、アインシュタイン方程式の解が構成できるという話です。ブラックホールのメンブレン・パラダイムや、AdS/CFT対応とも関係がありそうで、更なる発展が楽しみです。
午前の講演のあとは皆さんと近くのバーベキューハウスで昼食。そのあとホテルをチェックアウトして、ロサンゼルスに向かいました。飛行機からは雪をかぶったロッキー山脈を見ることができました。
by planckscale
| 2011-02-03 15:07