2012年 06月 25日
ヒッグス粒子探索 |
カリフォルニアに帰ってきてから忙しくしていました。論文を2つまとめないといけない上に、来月講演が3つ(別々の話題)あるのでその準備、雑誌などから頼まれている原稿が3本、委員会のレポートが2本。その間をぬって学生やポストドクトラル・フェローと新しい研究プロジェクトについて議論。木曜日には、今月の卒業式で博士号を授与されたソンさんのお祝いのために、Caltechのビアガーデンに行きました。夏の間は、教員会館の前の芝生の上がビアガーデンになるので、夕方に集ってお話をするのに気持ちのよいところです。
ビールのかわりに、キューバ生まれのカクテル「モヒート」をいただきました。
さて、CERNが、7月4日に「高エネルギー物理学国際会議の開催に先立ち、ヒッグス粒子探索についての経過報告をする」と発表したので話題になっています。
高エネルギー物理学国際会議(ICHEP)は、素粒子物理学の権威のある会議で2年に1回開催されます。今回は7月4日から11日までオーストラリアのメルボルンで開かれる予定です。その初日に、地球の反対側のCERNでヒッグス粒子探索についての記者会見をするとのこと。
プレスリリースには「もし仮に新粒子が見つかっても、ATLASとCMSは、それが本当にこれまで長い年月をかけて探し求めてきたヒッグス・ボゾン ー 標準模型で最後まで見つかっていない素粒子 ー なのか、それとももっと奇妙なボゾンで新しい物理の扉を開けるものなのか、判断するのには時間がかかるであろう」とあります。
また、CERNの所長が「親しい友人の顔を遠くから見つけるようなものだ。もっと近くによらないと、本当に友人なのか、それとも友人の双子の兄弟なのかわからないこともある」と述べているのも思わせぶりだと思います。
私のところにも、いろいろなうわさがとどいています。発表が楽しみです。
by planckscale
| 2012-06-25 06:21









