2012年 08月 13日
アスペン物理学センター50周年 |
今年は、アスペン物理学センターの設立50周年なので、様々な行事が開かれています。昨日は、ノーベル物理学賞受賞者のデイビッド・グロスさん、ロバート・ラフリンさん、アダム・リースさんによる、「物理学の将来」と題したシンポジウムが開かれました(左の写真)。司会は
リサ・ランダルさん(日本では、なぜかランドールさんと呼ばれています)。
アスペン物理学センターは、50年前に、当時30歳になったばかりの物理学者ジョージ・ストラナハンさんが、ここに夏の間物理学者が集う場所があればよと思いついたことに始まります。ストラナハンさんは、ファインマンさんの学生だったマイケル・コーエンさんと、アスペン・インスティテュートの所長だったロバート・クレイグさんの協力を得て、物理学センターを始めました。
最初は、アスペン・インスティテュートの一部でしたが、その後に独立し、今ではひと夏に600人以上の物理学者が滞在する施設になりました。どこの組織にも属さず、米国を中心とした世界各国の物理学者がボランティアとして運営している団体です。私も理事および執行役員として、お手伝いをしています。
7月のお祝いのパーティには、創設者のストラナハンさん、コーエンさん、クレイグさんが久しぶりに集まり、当時のお話を聞かせてくださいました(右の写真)。
このほかにも、一般講演会やサイエンス・アウトリーチに関するシンポジウムなどが開かれています。
日曜日の今日は、アスペン・サイエンス・フェスティバルと題して、科学を題材にした様々なパフォーマンスが披露されました(左の写真)。私の分野では、アスペン物理学センターはマイケル・グリーンさんとジョン・シュワルツさんによる超弦理論のアノマリー相殺機構の発見の舞台となったことで有名ですが、1970年代の前半には超対称性の発見、最近でも超弦理論の研究を推進する重要な場所となっています。
多くの物理学者にとって、アスペン物理学センターは特別な場所で、毎年ここに滞在して研究をすることを楽しみにしている人がたくさんいます。次の50年も、物理学の重要なセンターとして機能していくことでしょう。
by planckscale
| 2012-08-13 13:02









