2013年 02月 07日
バージン諸島再訪 2日目、3日目 |

サイモンズ・シンポジウムが開かれているセント・ジョン島は、1917年に米国がデンマークから購入しました。米国は買うつもりはなかったらしいのですが、ドイツが潜水艦基地を作るためにデンマークから租借することになって、それを防ぐために、あわてて購入したのだそうです。
シンポジウムの3日目にはハイキングがあり、上の写真はデンマーク時代の砂糖キビ・プランテーションの跡で撮ったもの。後ろに見えるのは英領のバージン諸島です。泳いでいけそうな距離ですが、パスポートを持っていかないといけないそうです。
前列向かって左から、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のゲリー・ホロビッツさん、MITのホン・リューさん、スタンフォード大学のエバ・シルベシュタイさん、私、カリフォルニア大学バークレイ校のアシュビン・ビシュワナさん。私の右後ろは、最近一緒に論文を書いた東京大学の物性研究所の押川正毅さんです。
ハイキングに行く途中には、マンハッタン計画の理論部長だったロバート・オッペンハイマーの別荘があった、オッペンハイマー・ビーチの近くも通りました。シンポジウムでは、2日目は「量子からみ」の問題、3日目は「対称性の破れ」の問題を、物性物理の立場とホログラフィー原理の立場の両面から議論しました。
左の写真は、ビシュワナさんの講演の様子。数学や理論物理学では、パワーポイントやスライドではなく、黒板を使った講演も普通に行われます。
会場には、昨年と同様、日本の理化学工業株式会社のチョークが持ち込まれていました。数学者にはチョークや黒板にこだわる人が多く、このチョークは世界中の数学者の垂涎の的となっています。これについては、昨年のシンポジウムの記事に書きましたので、こちらをご覧ください。⇒ チョーク1、 チョーク2
この記事を書いたところ、このチョークを開発された工場長がご覧になり、昨年11月にカブリIPMUで一般講演をした際に、ご家族で来てくださり、お会いする機会がありました。ブログを書いていると、思いがけないことがあるものです。
by planckscale
| 2013-02-07 11:56









