2013年 05月 13日
大阪大学と朝日カルチャーセンター中之島教室 |
木曜日にトヨタ自動車の役員会で「重力とは何か」についてお話しした後、金曜日には大阪大学でセミナー、土曜日には大阪の朝日カルチャーセンター中之島教室で 「重力とは何か」 と題した講座を開きました。金曜日に訪れた大阪大学理学部物理学教室では、1階のロビーに、CERNのLHC実験のATLAS検出器をレゴで組んだ模型がありました。
作り方がウェブで公開されていて、レゴで組む様子と、実際にATLAS検出器を組み立てる様子を比較するビデオもあります。
大阪大学でのセミナーは、まだ研究途上の話だったので、ここにはかけません。参加者の皆さんからの反応が、とても参考になりました。
南部陽一郎さんと久しぶりにお話しできたことも嬉しかったです。92歳になられますが、お元気で、火曜日にはご自分の現在の研究についてセミナーをなさったそうです。南部さんのセミナーに参加された人たちは、すごい迫力だったと言っていました。
セミナーに招待してくださった橋本幸士さんは、昨年から大阪大学の教授になられました。2000年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校のカブリ理論物理学研究所にポストドクトラル・フェローとしていらした頃から存じ上げていますが(そのときに、一緒に論文も書きました)、以来着実にキャリアを積んでてこられました。
⇒ 橋本さんのサンタバーバラにいらしたころのブログ
大阪のご出身なので、故郷の大学で水を得たかのようにご活躍の様子でした。学問への情熱と明るい人柄から学生を引き付け、また科学アウトリーチもなさっていらっしゃいます。
⇒ 橋本さんの現在のブログ
セミナーの後には、千里中央の居酒屋で、学生や研究員の皆さんも交えた、楽しい夕食会がありました。
土曜日には、大阪の中之島に完成したばかりのフェスティバルタワー18階にある、朝日カルチャーセンター中之島教室で、「重力とは何か」と題した講座を開きました。トヨタ自動車の役員会での話と同じ題名ですが、こちらは3時間。右の写真は、講師控え室から、堂島川に架かる渡辺橋を臨んだものです。
大阪の朝日カルチャーセンターでは、昨年9月のブラックホールの講座以来、自然科学系の講座は開かれていなかったそうです。最初はどれだけ人が集まるのか心配しましたが、蓋を開けてみると、82名の申し込みがあり、一般の方の基礎科学への興味は大阪でも高いのだと思いました。
昨年TEDxUTokyoでお話をしたときに、私の前にお話しになった東京大学生産技術研究所の沖大幹さんが、語り口といい間のとり方といい絶妙で、会場を沸かせていらしたので、講演の後に「関西のご出身ですか」とおききしたら、その通りだったことがありました。そのときに、「関西の学校では、いくら勉強ができても、笑いが取れないと尊敬されない」とおっしゃっていたので、今回の講座にはびくびくしながら行ったのですが、参加者の皆さんは私のつまらない冗談にも、暖かい心で笑ってくださいました。
今回のように長い講義のときには、参加者のために、講義の途中でおやつを配ることにしています。月曜日にロサンゼルス空港の免税店でマカダミアナッツ・チョコレートを買って用意していたのですが、その後土曜日までに参加者が増えて、足りなくなってしまいました。そこで、大阪大学でのセミナーの帰りに、新装開店したばかりの阪急百貨店うめだ本店によって、追加のお菓子を買いました。
雨天にもかかわらず、欠席者は2名のみ。講義終了後にも、よい質問をたくさんいただき、参加者の熱気にあふれた講座でした。
これを機会に、中之島教室でも、自然科学系の講座が増えることを願います。
とても楽しかったです。ありがとうございました。
by planckscale
| 2013-05-13 18:36









