2013年 07月 22日
アスペン、その3 |

木曜日には、物理学センターで一般講演をしました。講演のタイトルは、"What is Gravity?" 昨年、幻冬舎新書から上梓した『重力とは何か』の英訳です。
開場の1時間ほど前から雷雨になりましたが、立ち見が出るほどたくさん方々が来てくださいました。重力とは何かとあらためて問われると、聞いてみたいと思う人は多いのだと思いました。
一時間の講演を終えても、質問が続き、途中で質問に答えるために、先日大阪の中之島で行った3時間の講座のスライドを引っ張り出してきて説明しました。日本語のスライドでしたが、「今日は重力と一緒に、日本語も勉強しましょう」と言って使いました。
質疑の時間が終わっても、地元の高校生や大学生の人たちが質問に残って、その後さらに30分ほどお話しをしました。
子供がアスペン音楽学校に行っているので、父兄用の無料パスで、毎晩のように演奏会にに行っています。一般講演をした後にも、そのままジュピター弦楽四重奏団を聴きに行きました。今回は、アスペン音楽祭が作曲家のハンナ・ラッシュさんに依頼した新作 『完全反射』 の演奏がありました。メロディが美しく、私はとても楽しみました。
左の写真は、演奏後にステージに登場した作曲者のラッシュさん(右端)と、ジュビター弦楽四重奏団です。
翌日は、ギル・シャハム独奏によるブルッフのバイオリン協奏曲を聴きに行きました。シャハムさんは、お父さんが物理学者で、子供の頃からお父さんに連れられてよくアスペンにいらしていたそうです。
演奏が終わって帰ろうとすると、すぐ後ろを歩いていた人が、私の物理学センターでの一般講演に来てくださっていたようで、「昨日の物理の講演はとてもよかった」と言ってくださいました。
シャハムさんは、私と同じアパートに宿泊されていて、今週の水曜日に演奏する予定のバッハの無伴奏ソナタとパルティータの練習が聞こえてきます。これも楽しみです。
音楽と関係ありませんが、最近は独奏者が紙の楽譜の代わりに、iPadを前に置いて演奏しているのをよく見かけます。ページをめくるのには、足元のペダルを使っています。重い楽譜をたくさん持ち歩くよりも便利なのでしょうね。
物理学センターでも、毎週月曜日に、アスペン音楽学校のベーダ・カプリンスキーさんにピアノを習っている生徒さんたちのピアノリサイタルがあります。今週の火曜日には、そのエキストラ・プログラムとして、私の子供が音楽学校の生徒たちと結成した弦楽四重奏団が、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番を演奏をさせていただきました。
by planckscale
| 2013-07-22 04:02









