2014年 03月 27日
ゲーデルの不完全性定理 |

幻冬舎のウェブ・マガジン で昨年の11月から連載している『数学の言葉で世界を見たら』 では、いよいよ(?)、ゲーデルの不完全性定理の証明についてお話します。
不完全性定理は、その深遠な内容のために、しばしば誤解を受けているようです。ポストモダン思想における科学の濫用を批判したアラン・ソーカルとジャン・ブリクモンの著書『「知」の欺瞞』には、
「ゲーデルの定理こそ汲めども尽きぬ知的濫用の泉である」
と書かれているほどです。
そこで、今回の記事では、不完全性定理の証明のアイデアを丁寧に説明し、また、よくある誤解についてもコメントしました。
担当の編集者(文系出身)にも、「これでわかった」と言っていただきました。お試しください。
『数学の言葉で世界を見たら』 連載の第10回の記事はこちらから。
⇒ 第10回 : 無限世界と不完全性定理 後編
次回第11回の配信は4月12日(土曜日)の予定です。お楽しみに。


by planckscale
| 2014-03-27 07:00