2014年 05月 27日
飛んでいる矢は止まっているか |
5月の後半になると、Caltechの教員会館の前の芝生の上で毎日ビア・ガーデンが開かれます。研究室の人たちと夕方にくつろぐのにちょうどよい趣向です。これが始まると、夏になったと思います。
先日発表になったウォルター・バーク理論物理学研究所のウェブページを作ってみました。
研究所のウェブページ ⇒ http://burkeinstitute.caltech.edu/
Caltechでは、各研究室で簡単にウェブページが作れるようなテンプレートを用意していて、とても使いやすいので、この機会に私の個人用ウェブページも改装してみました。
私のウェブページ ⇒ http://ooguri.caltech.edu/
さて、幻冬舎のウェブマガジンで連載している数学エッセイ『数学の言葉で世界を見たら』では、「微積は積分から」の後編を配信しました。
前回はアルキメデスからはじめて積分の話をしましたが、今回はそれから1800年後の微分の話です。「飛んでいる矢は止まっている」というゼノンの逆利から話をはじめて、ニュートンとライプニッツの「微積分法の基本定理」を中心にしました。
日本の高校では、微分の方を先に勉強しますが、数学の教養としては、まず微分や積分の意味をきちんとわかっておくことも大切だと思い、今回の記事では積分⇒微分という順序にしました。
『数学の言葉で世界を見たら』 連載の第14回の記事はこちらから。
⇒ 第14回 :微積は積分から 後編
次回第15回の配信は6月12日(木曜日)の予定です。お楽しみに。
by planckscale
| 2014-05-27 07:53