2015年 04月 20日
太陽系は安定か |
今年から始まった雑誌『週刊ダイヤモンド』の連載「大人のための最先端理科」は、5名の科学者が、各分野の最先端の科学の知見を紹介し、ビジネスの最前線に立つ読者に、科学の面白さと可能性を再発見してもらうことを目的としています。今日発売になった4月25日号に掲載されている私の第4回の記事は、「太陽系がこの先もずっと安定を保ち続ける確率」というタイトルです。
桜の開花時期の予測の話からはじめて、カオスとよばれる現象を解説し、太陽系内の惑星の運動にもカオスがあるという話になります。
最近の研究によると、ニュートンの運動方程式を使って惑星の運動を解くと、60パーセントの確率で、太陽の寿命の来る前に、太陽系が不安定になるそうです。しかし、ある効果を計算に入れると、その不安定性の確率が1パーセントに減少するというお話です。
「この記事が掲載されるころには、桜前線は青森の辺りに行っているだろうか」と書きましたが、青森では、平年より10日早い4月14日に、観測史上最も早く開花したそうです。
電子版でご覧いただくこともできます。
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さて、4月19日(日)の毎日新聞朝刊のの読書欄に、拙著『数学の言葉で世界を見たら』の書評が掲載されていました。JT生命誌研究館館長の中村桂子さんが、「四月は若い人たちが新しい道を歩き始める時である。その人たちへの先輩からの贈物二冊を紹介しよう」として、
「でも難しいんだよねとおずおずと読み始めたら面白い」
「虚数まで、思いがけず頭がついていき、素数、微積分も楽しんだ」
また、最終章のガロア理論の解説については、
「心動かされた。日常には関係ないが、若くなくてもこれを知ってよかったと思う」
と、ご推薦くださっています。
エドワード・O・ウィルソンさんの『若き科学者への手紙』と並んでご紹介いただいたことも光栄に思います。ありがとうございました。
by PlanckScale
| 2015-04-20 02:22









