2015年 07月 17日
南部陽一郎先生 |
シカゴ大学名誉教授でノーベル物理学賞受賞者の南部陽一郎先生が、7月5日にお亡くなりになりました。94歳でした。
南部先生は、独創的なアイデアと長期的な展望によって、前人未到の分野を開拓してこられました。そして、ノーベル物理学賞の授賞対象となった対称性の自発的破れの理論をはじめ、強い相互作用のカラー自由度とゲージ理論による記述の提案、弦理論の提唱など、現代の理論物理学の基礎となる偉大な業績をあげられました。
個人的なことですが、私は1989年にシカゴ大学の助教授にしていただきました。南部先生の物理学に関する見識や高潔なお人柄に触れることができたことは幸いでした。
1991年にシカゴ大学を退職された後にも精力的に研究を続けられ、2011年からは特別栄誉教授として大阪大学に研究室を持っておられました。ほんの1ヶ月前にお会いしたときにはお元気そうでしたので、悲しい知らせに驚いています。
朝日新聞のWEBRONZAに追悼記事を寄稿しました。⇒ 「南部陽一郎先生を悼む」
2年前の2013年7月16日に、南部先生が大阪大学で講演をされた際のビデオ映像です。
南部先生は、独創的なアイデアと長期的な展望によって、前人未到の分野を開拓してこられました。そして、ノーベル物理学賞の授賞対象となった対称性の自発的破れの理論をはじめ、強い相互作用のカラー自由度とゲージ理論による記述の提案、弦理論の提唱など、現代の理論物理学の基礎となる偉大な業績をあげられました。
個人的なことですが、私は1989年にシカゴ大学の助教授にしていただきました。南部先生の物理学に関する見識や高潔なお人柄に触れることができたことは幸いでした。
1991年にシカゴ大学を退職された後にも精力的に研究を続けられ、2011年からは特別栄誉教授として大阪大学に研究室を持っておられました。ほんの1ヶ月前にお会いしたときにはお元気そうでしたので、悲しい知らせに驚いています。
朝日新聞のWEBRONZAに追悼記事を寄稿しました。⇒ 「南部陽一郎先生を悼む」
2年前の2013年7月16日に、南部先生が大阪大学で講演をされた際のビデオ映像です。
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| 2015-07-17 14:04