2015年 12月 18日
アインシュタインの家 |
プリンストンの高等研究所でのサバティカル滞在も最後の週になりました。研究に集中して、いくつかのプロジェクトを完成させたり、新しい研究を始めることができ、とても有意義でした。また、昔からの知り合いの高等研究所の先生方や、若いポストドクトラルフェローの人たちと、大学院生のように朝から晩まで議論をして、楽しかったです。
先週末は、アルベルト・アインシュタインが住んでいた家に、昼食会に呼んでいただきました。高等研究所が所有・管理していて、現在も使われているので、差しさわりのない居間の写真を上に載せます。
著名な科学史家である村上陽一郎さんが今月出版された 『科学の本100冊』 に、拙著 『重力とは何か』 が選ばれていました。「自信をもって選び抜き、「これだけは読んでおきたい」とお奨めする基本図書」ということで、アリストテレスの『自然学』やユークリッドの『幾何学原本』、ガリレオの『天文学対話』やニュートンの『プリンキピア』などと並んでご紹介いただき、恐縮です。
「重力という、ありふれていて、しかし本当にはわかっていないことの謎を入り口にして、そこから、・・・ 難解と言われる超弦理論、ホログラフィー原理までを、素人にもアクセス可能な表現で、筋道だって理解できるように仕組まれている」
「このような手腕をお持ちという点にも、深い印象をうけました」
と書いていただき、とても嬉しく思いました。
火曜日にはCERNのLHC実験アップグレード後の最初の結果が発表になりました。高等研究所でも、インターネット配信された講演の様子を、セミナー室で視聴し、その後で結果の解釈についての議論がありました。 左の写真です。
もしかしたら、素粒子の標準模型を超えた現象が見つかったかもしれない。しかし、確かなことを言うには、まだ統計精度が足りない。ということで、これからの進展が楽しみです。
by PlanckScale
| 2015-12-18 10:00









