2016年 08月 23日
メリーランド大学 |
ワシントンDCの近郊にあるメリーランド大学に来ています。ワシントンDCの近くには国立の研究所がたくさんあって、メリーランド大学にも、大学と国立標準技術研究所が協力して設立した「合同量子情報コンピュータ科学研究所(Joint Center for Quantum Information and Computer Science)」があります。水曜日には、この研究所でセミナーをする予定です。
左は、建物の中にあった「量子カフェ」の看板。
さて、先週発売になった雑誌『週刊文春』8月25日号の「文春図書館」に、『重力波は歌う』(早川書房)の書評を書きました。今年の春に、重力波の直接観測成功を発表したLIGOの歴史をたどる本です。
とてもおもしろかったので、日本語版に帯の言葉を書いたところ、週刊文春の編集部から書評執筆のお誘いを受けました。
著者のジャンナ・レビンさんは、カリフォルニア工科大学とLIGOの許可を得て、このプロジェクトに携わった研究者たちを取材しました。私の知らないエピソードもたくさん書かれていて、私の大学でこんなドラマが起きていたとは、と驚かされました。
Caltechのウェブサイトに、私のインタビュー記事が掲載されていました。
国際プラネタリウム協会から2016年度最優秀教育作品賞を受賞した3D映像作品『9次元からきた男』の監修をした経験をお話ししました。
『週刊ダイヤモンド』の連載「大人のための最先端理科」。8月27日号掲載の第17回記事では、宇宙の加速膨張の原因を考えます。第15回の記事に書いたように、アインシュタインの考えた「宇宙項」が、加速膨張の最も有力な候補ですが、ほかにも原因はあり得ます。その原因を特定するのは、現代の宇宙論の最も重要な課題のひとつと言えるでしょう。
編集部の付けてくださったタイトルは、「宇宙物理学の火急の課題 なぜ宇宙は加速膨張するか?」
この『週刊ダイヤモンド』の記事は電子版でご覧いただくこともできます。
by PlanckScale
| 2016-08-23 10:20









