2016年 12月 07日
「重力は一番弱い」 という予想 |
今週の月曜日から水曜日まで、ニューヨーク州のストーニーブルック大学のサイモンズ物理幾何学センターで開かれている「場の理論と重力の量子もつれ」の研究会に来ています。私は月曜日に、「弱い重力予想(Weak Gravity Conjectures)」というお題で講演しました。
整合性のある重力理論では、重力はほかのどのような力よりも弱いという予想で、ホログラフィー原理の立場からこの予想を理解しようとする話をしました。講演の一部はハーバード大学のダニエル・ハーローさんとの研究、後半にはカムラン・バッファさんと今年10月に発表した論文の話をしました。
講演のビデオはこちらから見ることができます。
⇒ Weak Gravity Conjectures
バッファさんと言えば、アンドリュー・ストロミンジャーさんとジョセフ・ポルチンスキーさんとともに、ブレークスルー基礎物理学賞を受賞され、日曜日に授賞式がありました。おめでとうございます。バッファさんの受賞の言葉をこのリンクからで読むことができます。
仏教学者の佐々木閑さんと私の共著 『真理の探究』 は早速重版になりました。多くの方々に読んでいただけて嬉しいです。書評の掲載されたブログにリンクします。
⇒ 「とね日記」書評
⇒ 「Lob男の雑感」書評
先週発売になった科学雑誌『日経サイエンス』の2017年1月号の特集は「時空と量子もつれ」で、フアン・マルダセナさんによる「ワームホールと量子もつれ 量子時空の謎」という解説記事とともに、高柳匡さんと私のインタビュー記事「ホログラフィー原理を解く」も掲載されています。
左の写真は、高柳さんと私のインタビュー記事の1ページ目。
また、『週刊ダイヤモンド』の「大人のための最先端理科」で連載を始めてちょうど2年になります。私たちの宇宙の誕生から進化、そして今日の姿まで、さまざまな話をしてきました。年末でもあるので、2年間の復習も兼ねて、12月10日号掲載の第20回記事では、宇宙の歴史を振り返ってみました。
編集部の付けてくださったタイトルは、
「膨張から暗黒、星の誕生へ 宇宙138億年の歴史を辿る」
この『週刊ダイヤモンド』の記事は電子版でご覧いただくこともできます。
by PlanckScale
| 2016-12-07 10:46









