2017年 02月 19日
2つの講演と連続講義 |
1月の海外連続出張が終わったと思ったら、2月は米国国内出張がいくつかありました。先々週は昨年の夏からアスペン物理学センターの所長をしているので、先々週はコロラド州のデンバーで仕事がありました。
アスペン物理学センターは、1962年に設立され半世紀以上の歴史がありますが、どこの大学にも属さず、所長の私もボランティアというユニークな研究所です。
20年間お勤めになった第2代の事務長さんが退職されることになり、新しい事務長を選ぶための最終面接がデンバーであったのです。左の写真は、面接のあったデンバー空港のホテル。
また、先週末はボストン出張があり、来週にはカリフォルニア大学アーバイン校で委員会があります。
3月と4月になると、また海外出張。日本での講演とイタリアでの連続講義があります。
大阪大学で開かれる日本物理学会の年次総会で、3月19日(日)に総合講演を行います。会場は池田氏文化会館アゼリア大ホール。日本物理学会論文賞表彰式に続いて、午前9時40分から東京工業大学の西森秀稔さんによる「量子アニーリング」と題した講演。その後、私が「量子重力理論」について講演します。
詳しくはこちらから。
⇒ 日本物理学会第72回年次総会プログラム
⇒ 総合講演案内
また、4月8日(土)には、京都大学基礎物理学研究所で「時空は何でできているのか - ホログラフィー原理からの展望」と題した市民講演会が開かれます。日本物理学会の総合講演は、物理学の研究者向けですが、こちらは高校生程度を想定しています。
私の「超弦理論とホログラフィー原理」と題した講演に続いて、大阪大学の橋本幸士さんの「異次元でクォークを解く」とKEKの西村淳さんの「スパコンで探る宇宙の創成」が続きます。その後は、研究者と話そう」と題した質疑の時間も設けられています。
お申し込みはこちらから⇒京都大学市民講演会
この2つの講演会の間には、イタリアの国際理論物理学センターで開かれる「超弦理論春の学校」で、「量子もつれと幾何」と題した4回の連続講義を行う予定になっています。
『週刊ダイヤモンド』の「大人のための最先端理科」、2月25日号掲載の第22回記事のタイトルは、「観測できない暗黒の時代 宇宙では何が起こっていたか? 」。三島由紀夫の長編小説『仮面の告白』は、主人公が「自分が生まれたときの光景を見たことがある」と語るところから始まりますが、普通の人は3歳以前のことをあまり覚えていません。
宇宙の歴史の中でも、私たちの観測からスッポリ抜けている部分があって、暗黒時代と呼ばれています。宇宙誕生の40万年後から6億年くらいの間の暗黒時代に何があったのか、というのが今回のお話です。
この『週刊ダイヤモンド』の記事は電子版でご覧いただくこともできます。
by PlanckScale
| 2017-02-19 12:44









