2017年 07月 30日
サイモンズ・ワークショップ |
アスペン物理学センターで行ったハインツ・ペーゲルス記念講演 「The Science of "The Man from the 9 Dimensions" (『9次元からきた男』の科学)」 のビデオが Youtube で公開になりましたので、ここに埋め込んでおきます。
先週は、ストーニーブルック大学のサイモンズ・物理学・幾何学センターで毎夏開かれているサイモンズ・ワークショップに参加しました。今年で15回目になります。
2003年に開かれた第1回のサイモンズ・ワークショップは、トポロジカルな弦理論とブラックホールの関係を明らかにしたカムラン・バッファさんとアンドリュー・ストロミンジャーさんとの研究の契機になりました。この研究は、後にアメリカ数学会の第1回アイゼンバッド賞の授賞対象にもなった思い出深いものです。
その後も、サイモンズ・ワークショップにはほとんど毎年のように参加して、研究の刺激になりました。

著者の頭文字をとってBCOVと呼ばれることが多いので、アルファベット順に並びました。
今年で24年目です。
そういえば、17周年のときと、21周年のときにも記念写真を撮ってもらいました。
今回のサイモンズ・ワークショップでは、初日に 「Symmetry in Quantum Gravity and Other Swampland Conditions」と題したセミナーをしました。途中休憩をはさんで、黒板で2時間話しました。ビデオで見ることもできます。
⇒SCGPビデオ

どちらも多くの方に読んでいただけているようで、韓国語版は3刷になったそうです。
私のウェブサイトにある『数学の言葉で世界を見たら』の特設ページも、韓国の読者の方々のリクエストで、韓国語に訳して公開していただけるそうです。


by PlanckScale
| 2017-07-30 05:06