2018年 11月 12日
ハンブルク賞授賞式 |
今回の受賞で特に嬉しかったのは、授賞式と供に3日間の科学シンポジウムが開かれたことです。3日間の各々の日に、
「弦理論と数学」
「弦理論と宇宙」
「双対性と量子情報」
というテーマが設定され、米国、ヨーロッパ、日本からいらした16名の気鋭の研究者の講演を聞くことができました。
写真は、シンポジウムの組織員の先生方との夕食会で、これは私のカメラで撮りました。
授賞式の翌日には、同じプラネタリウムで、私の一般講演と『9次元からきた男』の全編の上映を行いました。
プラネタリウムのトーマス・クラウプ館長は、『9次元からきた男』が国際プラネタリウム協会の最優秀教育作品賞を受賞した時の選考委員の一人だったそうで、私のハンブルク賞受賞のことをヨアヒム・ヘルツ財団からお聞きになって、授賞式をプラネタリウムで開くことを快諾されたそうです。
今回は英語版で上映しましたが、現在ドイツ語版を製作中だそうで、来年はドイツ語版の上映と私の講演会を企画されています。
今回は、授賞式とシンポジウムのほかにも、楽しいイベントがありました。
ハンブルク到着の翌日には、ヨアヒム・ヘルツ財団のご厚意で、ケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを鑑賞することができました。
会場は、2017年1月にこけら落としのコンサートが開かれたばかりのエルプフィルハーモニー・コンサートホール。音響は日本の永田音響設計が担当されたそうで、オーケストラの楽器が一つひとつ聞こえるような素晴らしいホールでした。
シンポジウムの最終日には、ハンブルク日本総領事公邸での夕食会にご招待いただき、ハンブルクの最後の夕べを楽しく過ごすことができました。
ありがとうございました。
by PlanckScale
| 2018-11-12 07:56