2021年 03月 09日
紫綬褒章 |
以前に書いておいて、公開し忘れていた記事がありました。

2019年秋に紫綬褒章を受章しました。
12月17日の午前中に褒章の伝達式があり、萩生田文部科学大臣から紫綬褒章の伝達を受けました。
伝達式後の昼食会では、アダム・スミスの研究で有名な堂目卓生さん、酸化チタンの光触媒効果の発見と応用をされた橋本和仁さん、サイボーグ型ロボットの実現と医療などへの応用に貢献された山海嘉之さん、俳人の笠原ゆう子さんと同席でした。
予習のために、皆さんの著書を拝読しておいたので、楽しくお話ができました。
山海嘉之さんが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を予期していたかのように、
「人間の数は地球が維持できるレベルではないので、近い将来に世界の人口が大きく減るようなことが起きるのではないか」
とおっしゃっていたことが印象に残っています。
午後には皇居に参内し天皇陛下に拝謁しました。
小学校から大学院まで公教育で私を教え育んでくださり、また研究を支援してくださっている日本国政府から褒章をいただけたことを光栄に思います。
基礎科学の研究を職業とできたことは誠に幸運でした。これを励みに、素粒子論の研究をさらに進めるとともに、カブリ数物連携宇宙研究機構の機構長として日本の基礎科学の振興にもさらに尽力いたします。

伝達式の前日には、萩生田文部科学大臣がKavli IPMUをご訪問くださいました。私が研究所の概要や研究内容をご説明した後、研究棟をご案内し、様々な分野の研究者と懇談いただく時間もありました。
後日、文科省を通じて、素敵なネクタイをいただきました。萩生田大臣のご出身の八王子市はネクタイの生産でも有名だそうで、2019年の「マルベリーシティネクタイ学生デザインコンペ」で特別賞を受賞された梁梓盈さんのデザインです。
「彼の脳内世界」というタイトルで「数学・物理屋さんの神秘性」をテーマとされているそうです。
Kavli IPMUをご視察になった萩生田大臣が、基礎科学の研究に強い印象を受けられてお選びになったのだそうで、温かいお心遣いに感激しました。
by PlanckScale
| 2021-03-09 06:41









