2011年 08月 25日
アスペン |

昨年から、Caltechの物理学・数学・天文学部門の副部門長になって、業務自身がそれほど増えたわけではありませんが、連絡事項が飛び込んでくるので、落ち着いて研究に取り組む時間が取りにくくなっていました。アスペンに来ている間は、これからの研究について考えたり、時間がなくて読めなかった論文を勉強したりしました。
セミナーでも、AdS/CFT対応について興味深い話をいくつか聞きましたが、まだ論文になっていないものもあるので、ここにはかけません。
コロキウムでは、トポロジカルな絶縁体についての話を、理論と実験の研究者らか2週間続けて聞きました。プリンストン大学のアリ・ヤズダニさんの話からは、実験の現場の様子がうかがえて、私には特におもしろかったです。
来年は物理学センター設立50周年なので、すでにいろいろなイベントが予定されていて、今から楽しみです。
2週間の滞在を終えて、土曜日から2泊3日でパサデナに戻ってきました。標高2400メートルの町から降りてきたので、高地トレーニングをしてきたように元気です。久しぶりに、大気圧で炊いたご飯をいただきました。


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by planckscale
| 2011-08-25 04:18