2018年 01月 21日
インドとシンガポール |

インドでは、バンガロールの国際理論科学センター10周年記念で、「量子重力の対称性」と題した特別講演を行いました。
国際物理学センターでは、超弦理論のアジア冬の学校も開かれていました。この冬の学校は、12年前から、日本、中国、韓国、インドが毎年交代で開催しているもので、日本でも3回開催されています。
一昨年、カブリ財団の方がCaltechにいらしたときに、この冬の学校のことをお話したら、ぜひ支援したいとおっしゃって、学校の運営資金の大部分を出していただけることになりました。そこで命名権を差し上げて、今年から「カブリ・アジア冬の学校」と冠学校になりました。

インドの次には、シンガポールで開かれた「対称性の自発的破れ」のシンポジウムで講演しました。
右の写真は、シンポジウムの遠足で植物園にいったときのもの。左がゲージ理論の量子化に対して1999年にノーベル物理学賞を受賞されたトフーフトさん、右がヒッグス粒子の予言に対し2013年にノーベル物理学賞を受賞したアングレールさんです。

編集部の付けてくださったタイトルは、「「過去から未来へ」の1方向時間の流れはなぜひとつか」。
この『週刊ダイヤモンド』の記事は電子版でご覧いただくこともできます。


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by PlanckScale
| 2018-01-21 04:40
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